模試について(塾だより3-4月号:中学生)

中学校では年に数回定期テストがありますが、塾でも定期的に塾内模擬試験が行われます。皆さんは模試をどう活用していますか。

「結果を確認したらそれで終わり」にしていませんか。結果が悪かった時、「勉強しないで受けたからしょうがない」と自分に言い訳していませんか。

新年度を迎えるにあたって、模試は何のために受けるのか、模試の前後に何をしたらよいのかをもう一度確認しておきましょう。

いつ行われるのか

中1・中2は、4月、6月、8月、10月、1月の年5回です。中3は、塾内で行う4月、5月、7月、8月、9月の5回に、「Vもぎ」という別の会場で受ける10月、12月の2回を加えた計7回あります。

何が出るのか

塾や学校でそれまでに学習した内容が出題されますが、学校の定期テストに比べて範囲が広くなります。また、習ってから時間が経った単元が出ることも多いです。4月の模試であれば、中1では小学校の復習、中2では中1の復習、中3では中1・中2の総復習が出題されます。中3の9月からは、入試問題と同じように総合問題になり、中3の後半で習うところを除き、中学校の全学年の学習内容が問われます。

何のためにやるのか

よく、「模試は実力で臨む。」と言って、全く勉強しないで受ける人がいます。「範囲が広すぎてやりようがない。」と理由をつけて何もしない人もいます。そして結果を見て、友達と言い合いっこして終わり、という人、心当たりがあるのではないでしょうか。でも、それではせっかくの機会を無駄にしてしまっています。

模試は何のためにやるのかというと、出来るところと出来ないところを把握して、苦手を克服し、その先の試験で確実に点数を取るためです。「その先の試験」とは、次回以降の模試という意味もありますが、それだけではありません。中学生の「その先にあるもの」といえば、そうです、高校入試です。限られた範囲だけを勉強すればよい定期テストとは異なり、中学校の学習内容全てから出題される試験です。ある教科の特定の分野だけできても、高校入試では合格できません。全ての範囲を網羅して、抜けがないようにしておかなければなりません。その練習台が模試です。模試は、来(きた)るべき高校入試に向けた訓練の場なのです。ですから、入試同様勉強した上で受け、理解できていないところを明らかにし、次に生かさなければ意味がないのです。

何をしたらよいか

では、模試の前や、成績表が返ってきた後で何をすればよいのでしょうか。まず、模試の前には当然勉強が必要ですが、特に4月模試は範囲が広いため、困ってしまう人が多いようです。そんな人は、まず新年度の新演習や必修テキストを開いてみてください。前の学年の復習のページがないでしょうか。ある場合は、テキストに書き込まず、ノートにやってみましょう。教科によっては、復習のページがないものもあります。その場合は、前の学年のテキストを引っ張り出してきて、各単元の最後にあるまとめの問題などをやってみましょう。

総復習の問題をやってみて、理解できていないところは、学校の教科書や前年度の塾のテキストの該当箇所に戻って、もう一度勉強し直しましょう。苦手な分野が分かっている人は、基本問題に戻ってやるのもよいでしょう。この作業を地道に繰り返していけば、着実に力はついてくるはずです。勉強していてどうしても分からないところは、塾の先生に聞きましょう。そして万全の状態で本番に臨むのです。

成績が返ってきた後もまた重要です。良かったからといって喜んで終わるのも、悪かったからといって見なかったことにするのも、どちらももったいないことです。必ず解き直しをしましょう。分かっていると思っていたのにできなかったところもあるかもしれません。なぜ間違えたのか、どこが分かっていないのか、それを教えてくれるのが返却された答案です。成績表には、理解できている分野とできていない分野、学習のアドバイスが書かれている場合もあるでしょう。それを活用するのも手です。終わった後の答案を大切にしましょう。

模試のたびに勉強をして臨み、返却されたら解き直しをする人と、ありのままの自分で受けて、喜んだりがっかりしたりするだけの人。月日を重ねた時にどれだけの差がつくでしょう。

模試ひとつひとつをおろそかにせず、大切に活用し続けていくことが、高校入試での勝利へとつながっていくのです。さあ、模試の日程と範囲を確認し、今からでも勉強し始めましょう。

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