夏休みの過ごし方(塾だより7-8月号:中学)

もうすぐ長い夏休みがやってきます。中学生は部活で忙しいでしょうが、いつもはあまり取れない時間も、この時期ならばある程度は確保することができるでしょう。せっかくですから、何か一つテーマを決めて、ぜひ実行してみましょう。

夏休みと聞いて、思いつくものの代表は理科の自由研究です。大多数の人はやらなくてはいけないから、仕方なくやっているかもしれません。しかし、なかには毎年同じテーマで研究し、次第に内容を深めていく人もいます。たとえば、小学生からずっと粘菌という生物を自宅で飼育したり、野外観察しながら研究して、テレビや雑誌に出たり本まで出版してしまった人がいます。もちろん、そういう人は一握りでしょうが、一つのことに熱中できるのはなんだかうらやましいと感じます。最初から完璧にやろうとすると、かえってうまくいきません。最初は気楽な気持ちでやってみてください。実際にやっているうちに、コツがつかめていろいろ改良するところもわかってきます。

苦手な運動に挑戦してみるのもいいかも知れません。長距離走が苦手という人は、毎日走ることをテーマにしてもいいでしょう。少しずつ走れる距離が長くなったり、短い時間で走れるようになったりするのはいいものです。走っている間や、終わってからの爽快感がたまらないという人も出てくるかもしれません。

苦手な科目がある人はその科目を、時間をかけて勉強してみるのもいいでしょう。たとえば今、中2で英語が苦手だとしたら、中1の英語の問題集を一冊全部終わらせるのを目標にがんばってみたらどうでしょう。苦手な科目は嫌いという思いが先にたってしまうので、どうしても勉強時間が少なくなります。ですから、時間のとれる夏休みに多めに時間をとり、集中的に勉強します。続けているうちにだんだんといやだという気持ちが少なくなってくるでしょう。そして、なぜか問題を解いてみるとよい点が取れるようになっていることに気がつくかもしれません。

また、夏休み中に旅行に行くという人も多いでしょう。でも中にはお父さんお母さんに全部おまかせで、どこに行くのかまったく知らず、ただ連れて行かれるだけという人もいます。それではせっかく行くのにもったいないので、事前にその場所のことを調べてみましょう。インターネットや本などで、その土地の自然、歴史や観光スポット、祭りや特産品などを徹底的に調べてから行くと、よりいっそう興味が出てきます。調べたことを、あとで実際に体験してみると、より親近感がわきます。単なる旅行が2倍、3倍も楽しめることになります。

ほかにも日ごろできないことはいろいろあるでしょう。あまり多くのことをしようと欲張らずに、ひとつのことに取り組んでみましょう。自分の能力を伸ばせるようなものをテーマに選ぶといいと思います。なにかを成しとげたときの達成感や満足感は、他の何にもかえられない一生の宝になります。

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