人生、半端ないって!!(塾だより7-8月号:中学)

中学卒業した後、65年も続くもん

唐突で申し訳ないのですが、今回のサッカーのワールドカップ、なんか手の平返しがひどすぎませんか? まずは大会直前での監督交代批判、次に平均年齢が高い選手選考への批判、ゴールキーパーである川島選手のミスによる失点への批判、そして始まる前からすでに確定したかのような予選での敗退予想。と、いろいろあったにもかかわらず、すべてをくつがえしてくれたサッカー日本代表の選手たちと監督、スタッフさんたちに、まずは「ありがとう」を言いたいと思います。

ワールドカップのような大会では、選手や監督にとっては結果がすべてです。どんなに批判されていても、実際にゴールを決め、相手のシュートを防ぎ、試合に勝って優勝に近づいていれば、どんな批判も自然と応援に変わっていきます。「10分間もの消極的なパス回し」という観客にとっては最悪なプレーをしたとしても、ルール違反ではないかぎり「予選突破」という目標をクリアできたなら、それはそれで問題はありません。

と、頭ではわかっているのですが、心のどこかで納得できない自分がいます。「入試においては結果がすべてだ。」自分がはっきりそう言いきれないことと、どうも関係しているようです。「がんばらないで合格した子」と「がんばったけど落ちた子」、後者を作ることは塾として最低なことですが、前者も「がんばらせることができなかった」ということでは大きな失敗です。合格させるのが仕事である塾側はともかく、プレーヤーであるみなさんにとって、中学生のこの時期、「いかにがんばれるか」ということは、入試結果と同じぐらい、いやひょっとするとそれ以上に大切なことだからです。

考えてみれば、日本代表のW杯決勝トーナメント進出も、みなさんの高校合格も、ともに重要ではあるけれど単なる過程であって決してゴールではありません。「その先」があるのです。だから本田選手や香川選手が次の試合のために温存されたように、みなさんの中学校での努力もしっかりと貯金しておきましょう。その貯金は高校に進んだ後も、大学受験までにとどまることなく、残りの長い人生できっと活かされます。

会場の激しいブーイングの中、ピッチ上にいた選手たちが、実はいちばん苦しかったのではないかと思います。サッカーを心から愛する彼らはあのとき、世界中のだれよりも日本のゴールがほしかったはずです。学習が上手くいかないとき、まわりの人たちの批判や偏見に苦しむとき、あなたこそが自分の成長を誰よりも望み、信じる人でいてください。そして具体的な時間と成果を、ほんの少しずつでもいいから積み上げていきましょう。「自分はダメだ」という思いも、そうやって積み上げられたものによって、次第に自分自身への応援に変わっていきます。その応援こそ、幸せな人生を送るためには必要なのです。

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