勉強をとるか部活をとるか?(中3:塾だより5-6月号)

両方とるという選択

「勉強と部活、両立しましょう。」とか「文武両道をめざしましょう。」などはよく言われる言葉ですし、ずっと聞かされてきたことだと思います。しかし、やってみると簡単なことではないというのが身にしみてわかったという人も多いのではないでしょうか。本当に両立できているかは自分が一番よくわかっていると思います。学年が上がるにつれ勉強は量も質も大変になるのは感じていることと思います。今こそしっかりした両立を固める必要があります。しかし、何も考えずに両立両立というだけではうまくいかないものです。実現するには意志と工夫が必要です。

両立のために考えるべきなのは、時間と体力の問題です。受験までに残された時間は全員に平等です。自分が部活でどれだけ忙しかろうとも変わることはありません。そして、あとで取り返すことも不可能です。部活が終わってからがんばろうと考える人もいますが、そもそも他の人と同じだけの時間しかないのだから取り返せるわけがありません。(さらに言うと、本当にそのときにがんばれる人は、今すでにがんばれているはずです。)そうなると忙しい毎日のなかでも勉強時間を確保する必要があります。大切なのは5分・10分の時間でもムダにしないことです。できるときにできることをやりましょう。5分あったら自分には何ができて何ができないかわかっていますか? 5分でもやってみると意外に長く、できることはあるはずです。何もできないと思わないで活用してみましょう。

次に体力の問題です。部活で疲れきってしまうとつい眠くなってしまうのは自然なことです。しかし自由にできる時間を全て寝てしまうのは、まとまった勉強時間をつくるチャンスをつぶすことになってしまいます。また、半分寝ながら勉強するのも効率がよくありません。仮眠をとってみる(10~15分)とか、早く寝て朝早起きするなど試してみて自分に合った対策を立ててみましょう。

部活の中心学年になるにつれ、どんどん忙しくハードになり、つい勉強がおろそかになるのはよくあることです。なかには勉強をなかばあきらめてしまっているように感じる人がいます。そのように部活一辺倒になってしまうのは賛成できませんが、とはいえ部活が悪だとか手を抜けとも思いません。たまに「勉強に専念するために部活をやめました」と言う人がいます。それは非常にりっぱな覚悟だと思います。そういう選択もあるでしょう。(塾の先生としては歓迎?)しかしみんながそうすべきとは決して思いません。部活を一生懸命頑張ることもプラスになることが多いと思うからです。だからこそ「両立」してほしいと思うのです。自分なりの工夫で勉強も部活もがんばりましょう。

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