意識を向けると…(中学:塾だより7-8月号)

先日、「外国である少女がタピオカミルクティーを飲みすぎて胃や腸に未消化のタピオカが詰まり病因に搬送された。」というニュースが報じられました。インパクトのあるニュースだったので覚えている人もいるのではないでしょうか。

自分はそれまでタピオカミルクティーを飲んだことがなかったのですが、このニュースを見て、「胃に詰まるほど飲みたくなるタピオカってどのくらいおいしいんだろう。」と興味をもち、一度飲んでみようと思い立ちました。

しかし、タピオカを売っているお店なんて知らなかったので、今度ネットで検索しよう、と思っていたのですが、そう思って街中を歩いてみると、コンビニや喫茶店、ハンバーガーショップなど、いたるところでタピオカを扱っていることに気づきました。今まで何度も通っていた道なのに、今までは全く気にも留めていませんでした。

実はこれ、心理学で“カラーバス効果”と呼ばれるわりとよく知られた現象です。

あることを意識すると、それに関する情報が選択的に自分の元に集まってくる、という現象で、名前の由来は、“色(color)”を“浴びる(bath)”からきており、もとは色彩の認識に関する話だったようです。

例えば朝、テレビの占いとかで、「今日のラッキーカラーは赤です。」と言われると、その日はやたらと赤いものが目に付く、というようなことです。みなさんも似たような経験をしたことがあるのではないでしょうか。

人は全てを平等に見ているようでいて、意識しているものしか見ておらず、興味の無い物はスルーしてしまっているようです。なんでこんな話をしたのかというと、このことは勉強をする上でも重要だからです。同じ問題を解くにしても、漠然と解くのと、意識して解くのでは、まったく効果が変わってきます。

たとえば模試の過去問を解くときに、「前回、面積の問題が出来なかったから、今回は気を付けよう。」と思って解くと、「あ、今回も前回と同じ等積変形を利用して解けそうだ。」と気づくなど、意外と同じパターンの問題が頻出していることがわかると思います。

普段の勉強の中でもテーマを決め、そこを意識して勉強するようにすると、より勉強の効果が高まります。授業中も、受け身の姿勢で聞くのではなく、自分に関係のある話だと思って興味を持って話を聞く、それだけで記憶の定着の仕方が全く変わってきます。

長い夏休みが始まります。勉強に限らずいろんなことに興味・関心を持って過ごしてみましょう。今まで見えていなかったものが見えてくるかもしれませんよ。

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