秋始まり(小学生:塾だより9-10月号)

秋始まり となりは何を 「読む」人ぞ
~読書のススメ~

みなさんは本を読むのが好きですか?「きらい!」という人も多いかもしれませんね。「だってゲームの方が楽しいもん!」という人もいるかもしれません。ほんとうにそうでしょうか?
そういう人は、「読書」というのは、「むずかしい」とか「つまらない本を読まなきゃいけない」とか思っているのかもしれませんね。今回は、そんなあなたのために、私の思う読書のススメを書いていきたいと思います。

あ、ここまで読んで、「奥山先生ってつまらないこと書いてるな」とか、「わたし、本読むのきらいだから関係ないな」とか思いましたね? そうやって、最初のイメージだけで本がおもしろいかつまらないか決めてしまうと、自分に合った本を見つけることは難(むずか)しいですよ。

読書のススメ1 読みたい本を読む
まず本の選(えら)び方です。といっても、えらそうに「こんな本を読んだ方がいい」とか「これもおもしろいよ」とか、そういうことを言うつもりはまったくありません。とにかく自分が読みたいという本からはじめましょう。「タイトルを見てピンときた」とか、「表紙の絵がおもしろそうだ」とか、きっかけは何でもよいです。塾(じゅく)や学校の教科書の続(つづ)きを読んでみるのもいいでしょう。とにかく、自分の読みたい本でなければ続けて読むことはできません。

読書のススメ2 読むスピードはおそくてもいい
「毎日○○ページ読みなさい」とか「1ヶ月で○○冊(さつ)読みなさい」と言われることがあります。それにこだわることはありません。読書の楽しみは「自分の読みたい本を、自分のペースで読むこと」だと私は思います。「なんでこの人はこんなセリフを言ったんだろう」とか、「もし自分だったらどうするかな」とか、そういったことがあれば、どうぞゆっくり考えてください。1日中、ずーっと考えていたっていいです。そうやって、本についてゆっくり考えている時間、それも読書のうちです。
本を楽しむために、私は「ドラマ化」をオススメします。この人はどんな人?顔はイケメン? 背は高い? 何才くらいの人? もし有名人ならだれにそっくり? やさしい? こわい? ・・・と言ったことを考えながら読んでみましょう。読むスピードを気にするよりも、ゆっくりでもいいから本の世界に入りこんでしまった方が、読書はおもしろいです。

読書のススメ3 読書=勉強ではない
「読書をすると、漢字もおぼえられるし、国語のテストもできるようになるよ」と言われることがありますね。それは本当にそのとおりで、小さいころから本が好きなこどもが、国語のテストの点数がいいというのはまちがいありません。しかし、それで「本を読むのは勉強なんだ」と思って、読書をしないのはもったいないでしょう。
文字を読みすすめることだけが読書ではありません。本の中の人が好きになったりきらいになったり、ある人のセリフがすごく心にのこったり、おもしろかったところをあとで思い出して、ついついふきだしてしまったり、海でおよぐ話を読んで海に行きたいなと思ったり、カレーが出てきたら急にカレーが食べたくなったり、これも立派(りっぱ)な読書の楽しみです。

さて、「好きな本を読みなさい」と書きましたが、そうはいっても何を読めばいいのかまったくわからないという人のために、「2019年 青少年読書感想文全国コンクール」の課題(かだい)図書をしょうかいするので参考(さんこう)にして下さい。

小学校中学年の部
・「かみさまにあいたい」 当原珠樹、酒井以 / ポプラ社
・「子ぶたのトリュフ」 ヘレン・ピーターズ、エリー・スノードン / さ・え・ら書房
・「そうだったのか!しゅんかん図鑑」 伊知地国夫 / 小学館
・「ハチごはん 季節のごちそう」 横塚眞己人 / ほるぷ出版 
小学校高学年の部
・「ぼくとニケ」 片川優子 / 講談社
・「かべのむこうになにがある?」 ブリッタ・テッケントラップ、風木一人/BL出版
・「マンザナの風にのせて」 ロイス・セパバーン、若林千鶴 / 文研究出版
・「もうひとつの屋久島から 世界遺産の森が伝えたいこと」 武田剛 / フレーベル館

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