中3生、これからの勉強法について(塾だより11-12月号)

11月の定期テストが終われば、私立入試を考えつつ、いよいよ本番の公立高校入試に向けたラストスパートです。多くの中3受験生は、気持ち・実力ともに日々高まってきていると思います。気持ちの波はあるでしょうが、このまま努力を続けましょう。

一方でこの時期になって「やる気が出ない」「頑張っているのに実力がつかない」と受験勉強に悩みを抱えている生徒もいます。11月・12月になっても受験勉強のやる気が出ない(勉強に集中できない)のにはいろいろな原因があります。いくつか書き出しましょう。

  • 「一緒にやろう」は「一緒にやめよう」

集中して勉強をし始めても、勉強のペースはお互い違うので、片方の集中が切れ始めたタイミングで話しかけてきたり、相手に引きずられたりしてしまいます。

  • 周りの声が気になる

集中してくれば無意識の内に騒音をシャットアウトしていることもありますが、集中するまでの間は、気になってしまう。また、集中のための音楽が、集中を妨げることがあります。

  • 時間的な限界を把握する

人間の集中力には限界があります。概ね2時間(90分説もある)位が、限界の時間と考えておきましょう。さすがに体力も無くなってきて、無理に続けると逆に気が散るばかりで、勉強が一気にはかどらなくなります。ちょっとの休憩のつもりが…。

  • 「考えている」が「ボーとしてる」に変わるとき

難しい問題に取りかかったときなど、手を止めて頭でしばらく考えるときがあります。でも集中力は、「頭の中」だけで維持できるほど強固なものではありません。考えているつもりでも、いつのまにか集中力は散漫になっていき、気付いたら全然別のことを考えていたとか、全然まとまっていなかったということもあります。考えをまとめるためには、手を止めるのではなく、ノートに書き出しながら考えをまとめましょう。

どうでしょう、いくつかあてはまりますか?

そして、不安の多くは、「直前の勉強は、何をやったらいいのだろうか?」だと思います。入試が迫れば、誰だって不安を感じて当たり前です。

効率よく得点を上げるためのアドバイスや先生からの応援メッセージがこの「塾だより」にいっぱい書いてあるので、その不安を取り除いて下さい。

最後に、心理的効果が期待できる勉強法を紹介します。

  • 締め切り効果

時間制限があったほうが、集中力がアップする効果です。脳の扁桃体という、感情や本能のもとになる部分が適度な緊張感を感じると興奮し、脳全体の機能を高めてくれるというもの。台所のキッチンタイマーを使って始めてみましょう。

  • ツァイガルニック効果(もうちょっと勉強したい)

不本意なところで終了を余儀なくされる(中途半端で終わる)と、残念な気持ちになって、もやもやしたものが残るわけですが、これが次の勉強を待ち遠しくさせます。テレビドラマや漫画でもおなじみの手法です。

  • 最初と最後は記憶しやすい(初頭効果と終末効果)

何事にも、始めと終わり(直近のもの)は記憶に残りやすいという効果です。単語を1分間に10個覚えるようなときなど、途中の単語は忘れても、最初と最後ははっきり覚えていたりします。ですから、暗記ものは勉強時間の最初と最後に回しましょう。漢字・英単語・歴史年号などです。
また最初と最後は集中しやすいので、初頭努力と終末努力も効果的です。
勉強時間では、最初つまり「エンジンのかけはじめ」は必然的に集中力が高くなります。やる気がMAXで、気力も充実しています。やがて、時間を経て中だるみに突入し、もう少しで終わるというときに集中力は復活するというものです。

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