模試の受け方と活用法(中学生:塾だより3-4月号)

模試は、塾生にとって必須のアイテムです。
① 模試成績で、同学年の中での自分のポジションを知ることができます。
志望校合格に向けて頑張っている中3生はもちろん、初めて受ける新中1生も、自分が学年・教室の中でどの位置にいるのかがわかります。中3生では合格の可能性を探ることが大事です。合格の可能性が何もわからない勉強は不安です。また、自分の成績が伸びているのかどうか確かめる手段がないと、今続けている努力が正しいかどうかの判断ができません。そういうことを客観的に知らせてくれるのが模試なのです。模試を繰り返し受けて自分の力が把握できてこそ、入試までに何をどのくらい勉強すればいいのかがわかり、受験勉強の作戦を立てることができるのです。
② 自分の学力状況を知ることができます。
得意な教科や苦手な教科は、授業や普段の勉強の中でだいたいわかるけれど、どの程度苦手なのかは正確に知ることはできません。また自分では特に苦手意識がないのに実は理解できていないことや、得意教科の意外な苦手単元など、自覚がないウイークポイントに自分で気づくのはかなり難しいです。それらに気付かせてくれるのが模試の大切な機能のひとつです。模試の個人成績表には、教科の偏差値・平均点・順位だけではなく、出題された分野別のでき具合を分析した結果も載っています。それを見れば、これからどんな勉強をするべきか、具体的な方針を立てることができます。
③ 試験の受け方を練習できます。
一生懸命勉強してひたすら各教科の学力を磨けば高校入試の学力点が取れるかというと、なかなかそうはいきません。試験当日に結果を出すには入試問題の形式に慣れ、そこでの対処の仕方を身に付けておくことが必要です。例えば、野球やサッカーなどのスポーツでも、個々の技術が高くても、実戦経験を積まないといいプレーはできないし、戦力になりません。そう、模試は実戦練習なのです。模試でしか経験できないことがいくつもあるのです。
*何が出るかわからない試験への向き合い方(中3模試など)
*時間内に問題を解くペース配分の練習
*試験独特の雰囲気を経験(中3会場模試など)

④ 模試を受けるとやる気が出て、気持ちが引き締まる。
模試を受けてその結果が返ってくると、自分の点数・順位・合格可能性判定などを見て、気持ちが動きます。思った通りの好成績なら「よし」と気合が入るし、その逆は「がっくり」ということもあります。模試はあくまでも途中経過なので、その評価にとらわれ過ぎてはいけませんが、そのように気持ちを動かせることは志望校(学力)を目指す強い意志を改めて自覚する良い機会になると思います。結果を受け止めることでやる気が湧いてくる。これが模試の大切な効果の一つです。
⑤ 模試を目標に勉強することができる。
模試を受けて、自分の解けなかった問題があったとしたら、その単元の勉強をし直して次の模試に臨むようにしましょう。模試はただ実力把握だけではなく、課題発見→対策→克服という使い方があります。そして、模試を「受けっ放しにしない」ことです。これはとても大切なことです。模試が返却されたら、わからなかった問題やできなかった問題を必ず解き直すことが重要で、より広い範囲の学び直しをすると効果は倍増します。目標に向かって真剣に勉強している以上、模試の結果で喜んだり悲しんだりするのは当然のことです。しかし、結果に「一喜一憂」するだけで終わらせては受けた意味がなくなってしまいます。次につなげることが大切です。

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