英検を受けよう!(中学:塾だより3-4月号)

英語を勉強するときの学習目標の1つとして、英検の資格取得(3級以上)を目指そう。

 中学校で習う英語は、英語の基礎が詰まっています。したがって、これをおろそかにしてしまうと、高校に入学後は、英語で相当苦労することが予想されます。また、高校の授業についていけなくなる可能性もあります。すると大学受験においては、受験校も限られてしまいます。そうならないように、英語学習の目標の一つとして、英検の資格取得を目指しましょう。また、3級以上を取得していると、高校入試の際に提出される「内申書」にそのことが記載されます。さらに、高校入試において、内申点への加点があることが多いので取得する価値があります。さらに、英検の取得を目指して勉強することにより、学習意欲も高まります。また、「合格」できると英語への自信もわいてきます。

 次に英検の試験問題のレベルですが、次のとおりです。

(1)英検5級…中学1年生が習う基礎的な単語や文法が出題されます。小学生で取得している生徒も多いです。
出題形式は
・筆記  ・リスニング 
*録音形式のスピーキングテストも受けることができます。
・内容は家族、趣味、スポーツの話題などが多いです。
・約300~500の単熟語
・合格率は*81.4%
 *合格率は2016年度からどの級も公表されていません。2015年の旺文社が調査したデータを参考
・合格の目安は、受験回によって配点に差があるため、「何点以上」という明確な基準はありませんが、だいだい6割の正答率で合格と言われています。

(2)英検4級…中学1年生~2年生のレベルの単語や文法が、身近な話題をもとに出題されます。
出題形式は
・筆記  ・リスニング 
*録音形式のスピーキングテストも受けることができます。
・内容は、友達、学校、買い物、スポーツ、映画、道案内などです。
・合格率は、*69.9%
 *合格率は2016年度からどの級も公表されていません。2015年の旺文社が調査したデータを参考
・必要な語彙(ごい)数は、約600~700単語
・合格の目安は6割くらい

(3)英検3級…中学校卒業レベルの英語力です。3級からは二次試験が加わり、英語での面接試験があります。
出題形式は
・筆記(英作文があります)  ・リスニング  ・面接
・内容は、4級とほぼ同じで、学校生活などが中心です。
・合格率は、*52.9%
 *合格率は2016年度からどの級も公表されていません。2015年の旺文社が調査したデータを参考
・必要な語彙(ごい)数は、約700~1200単語
・合格の目安は、6~7割の点数です。

(4)英検準2級…英検準2級のレベルは、高校1年生~2年生くらいです。
出題形式は
・筆記(英作文があります)  ・リスニング   ・面接
・内容は、教育、科学などの専門的なジャンルが増えて、問題全体の難易度がアップします。
・合格率は*36.7%
 *合格率は2016年度からどの級も公表されていません。2015年の旺文社が調査したデータを参考
・必要な語彙(ごい)数は、約2000~3000単語

(5)英検2級…英検2級のレベルは高校卒業程度です。英検2級は、準2級~5級と比較すると高い英語力が求められます。
出題形式は
・筆記(英作文があります)  ・リスニング   ・面接
・内容は、医療やテクノロジーやビジネスなど、学校生活を離れた専門的なジャンルがさらに多くなります。
・合格率*26.4%
 *合格率は2016年度からどの級も公表されていません。2015年の旺文社が調査したデータを参考
・ライティングは1問だけです。これをしっかり勉強しておくと合格率は大幅アップします。
合格に向けての3つのポイント

1)受験級の過去問は最低でも3年分(全9回)をやってみよう。
…受験級ごとに単熟語の量や出題形式が異なるので、実際に出た問題を解くことにより自分の弱点を知ることができます。自分の苦手な部分の勉強を積み重ねていきましょう。また、過去問は1回やるだけで終わりにしないで、必ず復習(見直し)をしましょう。

2)語彙(ごい)力を高める。
…英検に限らず、多くの英語のテストは「語彙力が合格を決める」と言っても過言ではありません。英単語や熟語の力が弱いと合格は遠ざかってしまいます。単熟語は、やはり日々の努力がものを言います。毎日、コツコツと地道に努力を積み重ねていきましょう。大問の1番では、正解以外の選択肢の単熟語の意味や用法も理解し、覚えていくと実力が格段にアップします。

3)リスニングは得点源なので、事前の準備をしっかりやろう。
…英検の試験において、リスニングテストは筆記試験にくらべると難易度が低く点数がとりやすいと言われています。もちろん、過去問のCDを何回も練習することも大切です。しかし、それ以外にお勧めなのが、学校の教科書の本文の音読です。その際、欧米系の発音でなくてもかまいません。最初はたどたどしくてもOKです。特に、英語が苦手な生徒は知っている文章の音読が非常に効果的なようです。なぜかというと、リスニングが苦手な原因の一つは、英文の読み込み不足があります。音声と文字(英単語)が一致していないのです。教科書の音読を繰り返していくと、英文をスラスラと読めるようになります。だんだんと音と文字が一致していきます。すると、英文を聴いているときに、多少、読み手のスピードが速くても遅れずについていくことができるようになっていきます。また、英語が得意な生徒は、教科書のように内容を知っている文章でなくて、全く新しい文章を音読するとさらにリスニング力が上がるそうです。また、シャドウイング(英検のリスニングCDの文を放送に合わせて同じスピードで読む)も効果があります。
*教科書の音読は、毎日、繰り返していると学校の定期試験でも威力を発揮するので、一石二鳥ですよ!

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