うちでアクティブ・ラーニング(小学生:塾だより5-6月号)

緊急(きんきゅう)事態(じたい)宣言(せんげん)が延長(えんちょう)されました。みなさんと直接(ちょくせつ)会える日がまた遠のいてしまったのは残念(ざんねん)ですが、まずはこの危機(きき)をしっかり乗りこえたいですね。
千葉進研では、みなさんの学習を継続(けいぞく)させるため、動画配信授業(じゅぎょう)やオンライン授業を始めています。今までの授業形式とは異(こと)なるため、慣(な)れるまではとまどうかもしれませんね。

従来型(じゅうらいがた)の授業と映像(えいぞう)授業、それぞれ一長一短があり、いちがいにはどちらが優(すぐ)れているかは言えませんが、やはり一番の大きなちがいは“場所”ではないでしょうか。
映像授業は基本的には家の中で見ることになりますよね。そうすると通塾(つうじゅく)にかかる時間が節約(せつやく)でき、雨が降(ふ)っていても風が強くても関係ありません。これは非常(ひじょう)に楽です。
ただ残念ながらいいことずくめ、というわけではありません。家だとどうしても勉強以外のゆうわくが多くなってしまいます。目のつく所、手をのばせば届(とど)く範囲(はんい)にスマホやテレビ、まん画なんかがあったりすると、意識(いしき)がそっちに向いてしまうかもしれません。
その点、塾ではそういったものがないので、余計(よけい)なことに気を取られる心配はずっと少なくなります。“塾に来る”というひと手間が、“塾=勉強モード”という意識(いしき)の切りかえ作業にもなっていたのです。
たしかに家だと自分の好きなようにできるので、快適(かいてき)ではあるかもしれませんが、日常生活の延長で授業を受けてしまうと、意識がリラックスモードのままになってしまい、勉強効果(こうか)がうすれてしまいます。この点は注意する必要(ひつよう)があります。

みなさんはアクティブ・ラーニングという言葉を聞いたことがありますか。“アクティブ”は「積極的(せっきょくてき)」とか「能動(のうどう)的」といった意味で、“ラーニング”は「学習」という意味なので、つなげると積極的・能動的な学習といったところです。
最近(さいきん)では小中学校でも多く取り入れられていると思います。今までのように一方的に話を聞くだけの授業ではなく、グループワークやディスカッションを行いながら、一人ひとりが積極的に授業に参加していくことが、理解(りかい)や記おくの定着に効果的だと言われています。
このアクティブ・ラーニングという発想は、自宅での学習にも活用することができます。例(たと)えば、ただ受け身で授業を聞くのではなく、授業中、疑問(ぎもん)に思ったことやわからなかったところなどをノートにメモしていき、質問(しつもん)の時間にまとめて聞けるようにしておくとか、授業を見終わった後で、おうちの人に今見た授業の要点(ようてん)を5分くらいにまとめて説明するとかです。もちろん授業を見始める前に、“今から勉強モードに入るぞ”と意識を切りかえることが重要(じゅうよう)なのは言うまでもありません。

この状きょうがいつまで続(つづ)くかはわかりませんが、もしこの期間中に“家でも集中して勉強できる環境(かんきょう)”を手に入れることができれば、それはこの上ない財産(ざいさん)になります。学校や塾が再開(さいかい)した後も、きっと大いに役立つ武器(ぶき)になります。
休校明け、一段(いちだん)とパワーアップしたみなさんと会えることを心待ちにしています。

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