GIGA スクール構想(中学生:塾だより5-6月号)

GIGA スクール構想とICT 教育と千葉進研

2019年12月、文部科学省は「GIGAスクール構想」を打ち出しました。GIGAはGlobal and Innovation Gateway for ALLの略で「児童生徒1人1台端末、および高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、公正に個別最適化された学びを全国の学校現場で持続的に実現させる」ことを目指す構想です。簡単に言うと、生徒1人1台ずつのタブレットやパソコンと、高速インターネットを活用した授業や学校活動を、日常的にふつうに行われるものにしようという構想になります。

これが実現すれば、教室の風景が大きく変わることになります。今年に入り、各社からこの構想の要件にあったパソコンなどが発表・発売されました。また、千葉市では楽天モバイルと協定を結び、小中学校の高速インターネット環境の整備を、低コストで実現する取り組みを行っていくことが3月末に発表されました。

今年度が予定通りに始まっていれば、こうした取り組みが本格的に始まっていたはずです。さらに、取り組みがもっと早くに行われていれば、小中学校は休校にならず、お隣の韓国と同じように、小中学校の授業をオンライン授業で受けられていたはずです。しかし実際には、国内のほとんどの小中学校が5月末までの休校となっています。オンライン授業を実現させた自治体や学校もありますが、千葉進研生の通う学区ではそうなっていないのではないでしょうか。

ICTとは、Information and Communication Technologyの略で、日本語では情報通信技術と呼ばれます。古くはIT(Information Technology)という言葉がもてはやされていましたが、最近ではそこにCommunicationを加えてICTと呼ぶようになりました。身近なところでは、パソコンやスマートフォンとインターネットを活用した技術全般がInformation Technology、LINEやTwitter、FacebookといったSNSやオンライン会議システムなどがCommunication Technologyとなります。また、この両方を組み合わせたものも出てきています。YouTubeもその1つだと思います。YouTubeは初めは個人の動画を投稿する小さなサービスでしたが、コメント欄やライブといった機能追加が行われた結果、多くの人が関わるメディアへと発展しました。最近ではYouTuberという職業も認知されつつあります。これは10年前では考えられなかったことです。
今年、5G(第5世代移動通信システム)のサービスが相次いで開始になりました。5Gでは、現在主流の4Gと比べてケタ違いの高速な携帯回線を実現できるとされています。普及にはやや時間がかかる見込みですが、YouTubeのように、10年後にはこれを活用した、今では想像もできない製品やサービスがあるかも知れません。

私たちはこうした時代を生きています。ICTは大きな可能性を秘めています。ここ10年の間に、スマートフォンは急速に普及し、便利を通り越して生活に欠かせないものになりつつあります。一方で正しい知識を持って使わなければ、様々な危険があることもみなさんは知っているはずです。これから先、どんどん新しい製品やサービスが登場します。その時、正しい知識と技術をもってそれらを活用していく必要があります。そのために必要なのがICT教育です。残念ながらこれまでの日本のICT教育は、諸外国と比べて大きく後れを取ってました。それを大きく改善していこうという矢先の、今回の新型コロナウイルス騒ぎです。学校の環境が整うまでにはまだまだ時間がかかりそうです。みなさん1人ひとりが自覚をもって、ニュースや新聞など様々なメディアから正しい知識と技術を得てICTの便利さを享受してほしいと思います。

私たちはICTに「使われる」側ではなく、「使う」側に立たなければなりません。最近では「スマホ依存」や「ネット依存」という言葉があります。これらは、スマホが手放せない、ネットやSNSが気になってしょうがないといった状態を指します。これがICTに「使われる」状態です。みなさんは大丈夫でしょうか。もしこうした状態になっていると感じたら、行動を見直して、ICTを「使う」ようにして生活を豊かにしましょう。上手く使えればこれほど便利で楽しいものはないからです。

千葉進研の一部の教室では、5月からZOOMを活用したオンライン授業を始めました。4月から始めている動画配信授業と合わせ、小中学校に先駆けてICTを活用した取り組みを進めていきます。そしてみなさんには、ICT教育の先取りをしてもらいたいと思っています。もちろん状況が改善すれば、段階的に教室での対面授業も再開していきます。その時も、ICTを活用した指導はメニューの1つとして定着していくはずです。まだ動画配信やオンライン授業に不慣れな生徒が多いと思いますが、これからの時代に必要なスキルの1つと思って、がんばって取り組んでもらいたいと思います。そして、一緒に千葉進研の新しい時代を築いていきましょう。

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