自由研究のヒント(全学年:塾だより7-8月号)

研究テーマの選び方―身のまわりを見てみよう―
・ 似ていて違うものを比べてみるのも面白い。
[例えば、文房具について調べよう]油性と水性のペンで書けるものを比べるとか、HBとHの芯で字の色や折れやすさを比べるとか、いろんな紙で破れやすさや日焼けのしかたを比べるとか、水性のインクをわざとにじませて、どんな色が入っているのか調べてみるとか。

・ 違うことをやったらダメなのか、やってみないとわからない。
[例えば、食べ物について調べよう]インスタントラーメンを違う時間で作ってみるとか、わざとお湯の温度を低くしてみるとか、ゆで卵をいろんな温度で作ってみるとか、クッキーやケーキをわざと分量を間違えて作ってみるとか、牛乳を置きっぱなしにして腐る様子を調べるとか。

・ いやというほど見かけるものを、じっくり見てみよう。
[例えば、雑草や虫について調べよう]いくらでも生えている雑草の葉はどうなっているかとか、どんな虫がどんなところに集まるかとか、特にいやーな虫が集まるのはどんなところかとか、殺虫剤の種類と効き目を比べてみるとか。

・ 調べることは、何だってかまわない。
[例えば、自分の家について調べよう]ホコリは部屋のどこに集まるのか?とか、部屋によって汚れ方は違うのか?とか、冷房が効きにくいのはどんなときか?とか、どういう部屋にカビが生えるんだろう?とか。

・ 人に聞いてみるのも、ありでしょう。
[例えば、誰かの研究を発展させよう]先輩の研究をバージョンアップさせるとか、インターネットで検索した研究をマネることからはじめてみるとか、本に書いてある研究を自分なりに試してみるとか、塾の先生にまとめやすい研究を聞いてみるとか。


研究の進め方―これを守って、いい研究にしよう―
・ 繰り返しが大事
[実験は、一回では意味がない]同じ実験でも、なるべく2度以上繰り返して結果を記録しましょう。少しずつ変えた実験をたくさんやると、あとで結果をまとめやすくなります。少し変えた実験をたくさんやる。これ、実は科学のキホンです。

・ 仮説を立てよう
[予想は、間違ってもかまわない]実験・観察を始める前に、必ず予想を立てましょう。予想がハズレることもあるけれど、そのほうが調べたいことが見えてきます。予想がハズレてやり直す。これも、実は科学の常識です。

・ 記録を残そう
[やりなおしは、できません]専用のノートを用意して、できるだけ細かいことまで記録します。その日の天気とか、温度とか、時刻とか、まわりのようすとか、後から思い出せないことが、実は重大なヒントだったりすることもあります。記録できるものは記録する。これが科学の鉄則です。もちろん字で書くことも大事だけれど、せっかくスマートホンを持っている人は、写真や動画を撮っておくのも、とても良いです。

・ 本で調べて人に聞こう
[大事なところに自分だけの工夫を]完全に自分だけの研究をするのは大変です。人のまねから始めるのもいいと思います。本やネットの研究をそのままやっても、どこかに自分の工夫を入れれば、キミだけの研究になります。少しずつ自分の工夫を増やしていきましょう。偉大な科学者だって、最初は人のまねから始まるものです。


研究のまとめ方―見やすくまとめればポイントアップです―
・ まとめかたの決まり
[普通は、こんな風にまとめます]自由研究のまとめ方には、みんなが知っている「作法」あるいは「お約束」があります。それを守って、誰にでも読みやすいレポートに仕上げましょう。

・ よくあるまとめかた
0.研究の題名 わかりやすく、興味をひくような題です。何について調べたのか、題名だけでちゃんと伝わるように、そして、つい読みたくなるように題名を決めましょう。
1.研究の動機 研究を始めたきっかけを書きます。どうして、この研究をしようと思ったのでしょうか。あまり長く書かなくてもかまいません。テーマを思い付いた時のことを書いてみましょう。
2.研究の目的 何について、どんなことを調べようとしたのでしょう。ひとつひとつ、はっきりとした言葉で書きます。「○○が△△になっているか、違うのか」みたいな感じで、予想を立てて書いてみても良いでしょう。
3.研究の方法 どんな実験や観察をしたのでしょうか。ひとつひとつ、図や絵を付けて詳しく説明します。読んだ人が、その実験をマネできるくらい、丁寧に説明してあればOKです。写真で説明するのも、アリです。
4.研究の結果 わかったことを、ひとつひとつ正確に書きます。表やグラフ・図などを使って、わかりやすくなるように工夫します。写真は、ここでも役に立つでしょう。
5.考えたこと 研究の結果について、考えられることを書きます。予想は、あっていたのでしょうか。自分だけの考えがあれば、それも書きましょう。
6.反省 研究して思ったこと、感じたこと、知ったこと、感動したこと、こうすればよかったと思ったこと、もう1回やるなら、こういう点を調べたかったと思うこと。研究の最後に、自分の気持ちを書いておきましょう。

・ そして仕上げに
[書き上げる前に人に見せよう]レポートがだいたいまとまったら、書き上げる前に誰かによんでもらいましょう。塾の先生に読んでもらうのもおすすめです。読みやすくまとめられるように、良いアドバイスをもらえると思いますよ。

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