読書のすすめ(小学生:塾だより9-10月号)

みなさんはどんな目的で本を読んでいますか。勉強のため、知識(ちしき)を得(え)るため、ひまつぶしのため、楽しみのため、何か問題やなやみを解決(かいけつ)するヒントにするためなどでしょうか。友達(ともだち)と話を合わせるために、話題の本を読むという人もいるかもしれません。でも、興味(きょうみ)の持てない本を読むことはやめたほうがいいと思います。逆(ぎゃく)に、自分の気に入った本を読んだ時の楽しさは、ほかではなかなか味わえません。私は推理(すいり)小説やSF小説などが好きですし、童話などもよいと思います。

自分自身のことを話しますと、小学生のころには佐藤さとるという人の「コロボックル物語」というシリーズが好きでした。人間の身近にいるのに、一般(いっぱん)の人は気づかない小人の世界の話を、わくわくしながら読んでいました。また小学生から中学生にかけては、星新一などの短編(たんぺん)集やSF小説にもひかれました。

中学生になると、アーサー・ランサムという人の本に熱中(ねっちゅう)しました。自分たちがインディアンや海賊(かいぞく)になったつもりで、キャンプでたき火をしたりヨットに乗ったりして冒険(ぼうけん)をする話で、「ツバメ号とアマゾン号」「ツバメの谷」などがあります。いわば「ごっこ」遊びですが、ぜひ一度読んでほしいと思います。登場人物で特(とく)に好きだったのが、ディックという少年です。いつもは目立たない存在ですが「シロクマ号となぞの鳥」ではオオオオハムという鳥が、巣をつくるはずがない島で卵(たまご)をだいているのを見つけます。それで卵収集家(しゅうしゅうか)のぼう害をかわしながら、証拠(しょうこ)写真をとって証明(しょうめい)しようと仲間(なかま)といっしょに奮闘(ふんとう)するという物語です。

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