15分で復習をしよう(小学生:塾だより11-12月号)

 学校や塾(じゅく)のテスト、授業のあとは、そのままにしてしまう人が多いと思います。自分自身もそれらのことがきらいでした。まちがったところは見たくないし、ほかにもやることがたくさんあって、そんなことまでやる時間がないと思いました。また、めんどうくさいという気持ちもよくわかります。ノートもとることはとるけれども、見直しをすることはほとんどありませんでした。
でも、それはとてももったいなかったと今になって思います。復習(ふくしゅう)することで、覚えたことを忘(わす)れなくてすみます。算数などで、授業ではとけたのに家で宿題をやろうとしたら、できなかったという経験(けいけん)があるでしょう。世の中には、まれに一度見たり聞いたりしたことは絶対(ぜったい)に忘れないという人もいるそうです。しかし、自分はどうかというと、そういう人間ではありませんし、あなた方の大部分もちがうでしょう。
「学びて時にこれを習う。またよろこばしからずや。」という言葉があります。孔子(こうし)という昔のえらい人の有名な言葉で、勉強して身につけたことを、時々復習することほどうれしいことがあるだろうかという意味だそうです。復習をしていると、それがどんどん自分にとって身近なものになってきます。そうして、ますますその科目の勉強が好きになります。
復習は短い時間でできます。一回勉強しているので、はじめからやるよりずっと早く理解(りかい)することができるからです。ですから、思ったよりも多くのことを短い時間で復習することができます。おすすめは15分です。その日のうちに、ノートや教科書をみたり、問題をといたりして復習してみてください。30分や1時間ではしっかり時間を取らないといけませんが、15分なら意外と簡単(かんたん)に時間を見つけることができます。また集中力が続かない人も15分ならいつの間にか時間が経(た)っているはずです。たったそれだけで覚えていられるとしたら、やらないともったいないでしょう。

宿題やテストなどでまちがった問題は、しばらくしてからやっても、やはりまちがってしまうことが多いようです。苦手な問題は、なかなかできるようになりません。それをできるようにするためには、まちがい直しがどうしても必要なのです。解説(かいせつ)を見るとなるほどと思いますが、それだけではなかなか自分で解(と)けるようにはなりません。もう一度自分でやってみることが重要です。そうやってみると、わかったつもりになっていたのに、やはり解けなかったということに気がつきます。そしてどこでつまずいたかがわかるようになります。

テストがすむと、問題を捨(す)ててしまう人がいます。せっかくできなかった問題がわかり、それを解けるようにするチャンスが与えられているのです。それはテストの問題用紙を捨てているのではなく、成績(せいせき)を上げるチャンスを捨てているのです。そんなもったいないことをせずに、15分で復習や見直しをしてほしいと思います。

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