英検を受けよう(中学:塾だより3-4月号)

中学生の皆さん、実用英語技能検定(以下、英検)を受けたことがありますか?
今は小学校から英語教育が行われているので受けたことがある人の方が多いかもしれませんね。
軽く英検の説明をしておくと、英検は5級から1級の級別に分かれており、英検のウェブサイトを見ると、各級の目安は以下のように記載されています。

高校入試レベル
5級 中学初級程度
4級 中学中級程度
3級 中学卒業程度
大学入試レベル
準2級 高校中級程度
2級 高校卒業程度
 
これを見ると、「じゃあ中学を卒業するまでに3級を取っておけばいいのか。」と考える人もいるかと思いますが、実はそこに落とし穴があります。何が問題なのでしょうか。ここでは英検を受けるうえで気を付けるべきポイントを3つ紹介していきたいと思います。

ポイント① 中学卒業までに最低3級、できれば準2級を取得する
 確かに英検のウェブサイトでは上記のように書かれているので、3級で十分と考えてしまうかもしれません。実際ひと昔前までは中1で5級、中2で4級、中3で3級という流れが一般的でした。しかし、それはかつての名残です。今は英語学習の早期化とともに、求められる英語力も少しずつ高くなってきました。
例えば教科書に出てくる単語数を見ても、かつては中学校で1200語くらい覚えればよかったのですが、来年度からの新しい教科書では、小学校で600~700語、中学校では1600~1800語、計2400語程度となり、今までの約2倍の単語を習うことになります。
現在英検3級に必要な単語数はおよそ2000語と言われてますから、3級だと少し不足することになります。ですので、多少ハードルは高いですが、ぜひ中学生のうちに準2級まで取得することをおすすめします。

ポイント② なるべく中3の6月までには受験を終わらせる
 英検は中3になってから受ければいいと考える人がいるかもしれませんが、そこには注意が必要です。
まず、高校受験を考えた場合、高校に提出する内申書の作成は12月ごろ行われますので、第3回英検(1月)では入試に間に合いません。英検取得による優遇措置を利用する場合、遅くとも中3の第2回英検(10月)までに取得しておく必要があります。
では10月に受ければいいかというと、中3の10月はもう受験が迫ってきており、受験勉強で忙しく、英検に向けた勉強時間を十分に確保できない可能性があります。ですから、英検の受検は中3第1回(6月)が最後と考えておいた方がよいでしょう。
そうすると中1~中3で英検の受験機会は全7回となります。以外と少ないですよね。準備ができ次第、早め早めに次の級にチャレンジしていきましょう。

ポイント③ 3級以上はライティング対策も忘れずに
英検の試験は、かつてはすべてマークシート式の選択問題で、英文を書く力は要求されませんでした。しかし、2016年度から問題形式が変わり、3級からは従来のマークシート式の問題だけではなく、ライティングテストも追加されました。
ここで気を付けなければならないのはその配点です。千葉県の高校入試でも英作文は毎年出されますが、25語程度の作文で、配点は100点のうちわずか8点分です。一方英検3級の場合は、同じく25語程度の作文で1650点中550点分と、全体の1/3を占めます。(英検の配点はリーディング、ライティング、リスニングがそれぞれ1/3ずつとなうようになっています。)
たとえ選択問題で満点を取ったとしても、ライティングが全く書けなかったとしたら合格ラインには達しません。ライティングの練習が欠かせません。
最初は戸惑うかもしれませんが、繰り返し練習すれば必ず書けるようになるので、しっかり準備をしましょう。

以上、英検を受ける上で気をつけたい3つのポイントを紹介しました。中学校生活は何かと忙しいですが、後回しにならないよう、ぜひ計画的に受験を進めていきましょう。

カテゴリーNEWS