中1中2:これまでの勉強方法で大丈夫?

9月以降は学習内容が高度になっていきます。(塾だより9-10月号)

 

夏期長期休暇も終わり、一息つく間もなく定期試験です。すでに終わった中学校もあれば、これからというところもあります。すでに終わった中学校のみなさん、結果はどうでしたか? また、これからテストに臨むみなさん、事前の準備を入念にしましょう。今回は、中1と中2の9月以降の勉強について話しをします。

 

中1生へ
中学校に入学してから4カ月くらい経ちました。学校生活にも慣れてきたことと思います。クラスや部活動などを通して、友達も増えてきたことと思います。最初はつらかった部活動も一生懸命取り組むことにより、だんだん楽しくなってきたのではないでしょうか? 一方で、学習面はどうでしょう? 最初の定期試験は、自分の目標をクリアーできたでしょうか? クリアーできた生徒は、さらに高い目標を目指していきましょう。残念ながら、自分の目標に届かなかった生徒は、勉強の仕方の見直しが必要です。ただ単に頑張るだけでは、成績の上昇は難しいです。普段の勉強の仕方、テスト前の勉強の仕方の両方を見直しましょう。普段から、全教科をバランスよく毎日全部勉強するのはなかなか時間が思うようにとれないかもしれません。そこで提案です。

 

1.普段は英語と数学を徹底的に勉強する。…苦手にならないように勉強(毎日やる科目)
…中3生になって、英語と数学が苦手になった生徒の大半は、中1の時から苦手になっています。特に、4月から7月までは、英語と数学はいわゆる「基礎の基礎」の入門編で、それほど高度な内容ではありませんでした。学校の先生たちも、中学校の勉強に慣れさせるため、じっくりと時間をかけて指導をしてくれたのではないでしょうか? それに対して、これからは、この2科目については、数学はだんだんいわゆる「算数」の世界…具体的でわかりやすい「数字」から、抽象的でわかりにくい「文字」を取り扱うことが増えていきます。また、英語もこれまでの習ったことは、概ね理解できているという前提のもとに、新たに文法を次から次へと習います。第1回定期試験はそういう意味で点数が取りやすかったかもしれません。でも、これからは、これまでと違い「高度」な学習内容が増えていくので、これまでと同じように勉強しているようでは、一気に成績が下がってしまうかもしれませんよ。そうならないように、英語と数学は毎日、最低でも30分は勉強しましょう。よほどだらだら勉強しない限り、苦手になることはありません。英語と数学は、差がつきやすい科目と言われています。さらに、いったん英語と数学が苦手になってしまうと成績を上げるのに、非常に苦労する(時間がかかる割にはなかなか結果「成績上昇」につながらない!)ことになります。毎日勉強すれば、それがやがて「習慣」となり、勉強するのがそんなにいやではなくなりますよ。先ずは、実際に時間を測って、やってみることです!

 

2.定期試験前は、英語と数学以外の科目を重点的に勉強する…最初は完璧にできなくてもよいので、何度も何度も反復練習をしましょう。最初は、中学校のワークやドリルがあれば、そちらから終わらせていきましょう。ここで基礎学力を確実なものにしましょう。そして次に、塾でもらう対策プリントや過去問題などで、応用力(実戦力)をきたえましょう。学習時間の目安は、概ね1回のテストで50時間を超えることです。事前に、前回の反省点を踏まえ、自分が実際に実行できる学習計画表を立てることです。人は、同じことをずっと続けると飽きてしまいます。同じ科目ばかり、問題を解いてばかり、漢字練習ばかりでは長続きしないし、学習効率もよくありません。そうならないように、工夫をしましょう。
暗記(集中) → テスト → 採点 → 見直し(解説を読んで「?」のところを理解する、そして解き直し) → 休憩

 

中2生へ
「中だるみ」なんて言っていられない!
中学校に入学してから約1年半が経ちました。よく中2は「中だるみ」の学年といわれています。また、実際にそういう状況に陥りやすいのも事実です。どうして「中だるみ」してしまう生徒がいるのでしょうか? その原因は「気の緩み」です。学校生活に慣れてしまい定期試験に対する「緊張感」がだんだん薄れたり、部活一辺倒の生活になっていたりすることが考えられます。また、中3生は受験学年なので、「入試」にむけて勉強しようというモチベーションが高いです。しかし、中2生は「入試」はまだまだ先のことととらえて、自分のこととしてそれを「実感」できないからです。(本当は1年なんて「あっ」という間なのですが、…)さて、「中だるみ」にならない方法(抜け出す方法)は何でしょうか? それは、「勉強しなければならない理由」を自分なりに見つけることです。塾では、8月模試から、「志望校判定」が始まりました。その結果を見ると、全体における自分の成績の位置がこれまでよりも一層具体的に知ることになります。「偏差値」だけよりも、大きな「刺激」になりますよね。ここにも、勉強を真剣にはじめる「きっかけ」があると思います。また、先輩(中3生・高校生)と受験勉強の経験談や進路について話をしてみてください。非常に参考になると思います。さらに、大人(学校や塾の先生、両親など)の経験談も参考にするといいでしょう。世の中の大半の大人は、「学生時代にもっと勉強しておけばよかった!」と後悔をしているものです。反対に、「学生時代にこの科目をすごく一生懸命勉強して、今の仕事に役立っている!」という成功談もいいかもしれません。また、実際にその高校の文化祭に行ってみるのもいいでしょう。偏差値だけでは、知ることのできない「生の高校」の雰囲気を味わうことができます。とても刺激を受けることと思います。そして、自分の志望校(候補)をいくつか真剣に見つけましょう。そしたら、「○○高校」に通っている自分のイメージがつかめると思います。大切なことは、志望校の偏差値と自分の現在の偏差値の差が大きくても、がっかりしてすぐにあきらめる必要はないということです。それこそ、すぐに「高校受験」するわけではないので、足りない分をこれからの勉強で補っていこうと考えることです。

 

中2は「入試問題の宝庫」
さて、次に学習面ですが、中2で習う学習内容はより高度なものとなり、それらは入試に直結していきます。中2という学年は、目標に向かってまっしぐらに勉強に励む生徒と、目標を見失ってしまい勉強に見切りをつけてしまう生徒(投げやりな生徒)の2極化が進む時期です。そのため、これまで以上に学力差がついてしまいます。中2で習う内容について、難しいといわれているものを列挙してみます。
国語…文法(特に動詞の活用形や活用の種類、形容詞、形容動詞など用言の活用)
数学…一次関数と図形の論証(「図形の証明」は古代ギリシアで政治家が論理をきたえるためにしたと言われている。非常に難しいものもある)

英語…不定詞・動名詞・比較・受動態など
理科…電流と磁界、オームの法則、天気など
社会…歴史(江戸時代以降は、解明されていることが多いので内容が深くなる)
地理(日本地理…歴史のようなわくわくするようなドラマがなく地味なのに、
そのくせ覚えることが山盛りで手ごわい…日本の都道府県名や庁所在地とその位
置をおぼえていない生徒は苦戦必至)

 

これらに関しては、入試には必ず出題されると言っても過言ではありません。それくらい重要です。本気で勉強に取り組まないと、身につかないのは言うまでもありません。

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