単純だけど最強の数学勉強方法を・・

にが手だけど得点を取れるようにしたい人は、次の2つの方法をぜひ試してみて下さい。

 

1 問題を解くための道具(考え方)を大量につめ込む
数学は道具(公式やルール)を使って事件(問題)の犯人(答)を見つけるゲームです。経験がなければ、犯人の居場所も探せないし、道具の使いかたを知らなければ犯人を捕まえられません。数学は「問題」から「解答」を見つける推理小説です。
あなたはまだまだ新米(しんまい)の刑事なので、事件を前におたおたしている状態です。早くいろいろな事件を解決できるように腕をみがきましょう。
つまり、たくさん修業を積んで、道具の使い方を身につけなければなりません。
「問題⇒解説」の大量パターンに、めいっぱい目を通して経験力を蓄積して下さい。

 

2 自分のレベル以上の問題(相手)にどんどん挑む
問題が解けるといい気分です。解けないといやな気分や不安な気持ちになります。だけど、解ける問題をいくらやっても自分の能力はほとんど上がっていないのです。
(まあ、復習と記憶の定着という練習にはなりますが・・)
解けない問題をやって、それが解けるようになったとき、初めて自分の能力が増加するのです。だからふだんの勉強では、
「できた問題」:「できなかった問題」=2:8
くらいがちょうどよいと思っています。
問題が解けなくても、全然心配しないで下さい。
解答・解説を見て「こんな方法、思いつかないよ」というショックで悔しい感情がわき上がったとき、あなたの能力が決定的にアップした瞬間です。
勉強は筋トレです。やさしい問題ばかりやっていたら感覚がにぶってしまいます。部活やゲームと同じで、弱い相手とばかり対戦していたら強くなれません。

 

3 興味を持つ?
こう書いている私も、中学・高校ぐらいのときは数学にはほとんど興味がありませんでした。特に高校になると、わけの分からない記号がやたらにたくさん出てきて、いったいこんなことをして、何の意味があるんだ、という気分になり通知表など平気で「3」とか取っていました。
だから、「興味を持ってやる」というのはほとんど無理です。それは分かっています。
今は、ささやかな「問題が解けた爽快感」と「入試を突破する手段」と覚悟を決めてがんばりましょう。
しかし、ここではいちおう、数学にはどういうおもしろい世界があるのか、話題を一つだけ紹介しておこうと思います。
中3のみなさんは、もう「三平方の定理」は習いましたか?
数学にはいろいろな定理がありますが、その中でも1924年に発見された
「バナッハ・タルスキーの定理」というのは超謎に満ちた抜群の定理です。
これは
「球を5つに分割し、うまく組み替えると、元の球と同じ球を2つ作ることができる」という定理です。
どうです! ありえない! でしょう? 球が無限に増えてしまいます。
ところが、この定理が正しく間違いのないことは厳密に証明されています。
どういうことでしょう? 今、60ページほどのこの定理の証明が手もとにありますが、これを読んでいくとすっきり納得できるのです。不可能を可能にした、犯人の手口、ミステリーの謎、手品のタネが「なるほど」と理解できて、無事、事件解決となるのです。
前に書いたように、「数学=推理小説」です。

 

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