「もしも」に備えて(中学生:塾だより11-12月号)

10月中旬、NTTドコモで全国規模の通信障害が発生し、翌朝まで通話や通信が利用しづらい状況となりました。私自身もドコモ回線を利用したMVNOサービスを利用していたため、この影響を受け、夕方から3時間ほどスマホがまともに使えなくなりました。この時ちょうど外出先だったのですが、まさか通信障害だとは思わず、スマホが故障したのだと勘違いして、慌ててあれこれ試したことを覚えています。

今回の通信障害で、私自身はそれほど困ることはありませんでしたが、仕事で活用されている方、一刻を争うような事情を抱えた方にはとんでもない事態だったことでしょう。私もスマホが使えない状況で、何か急な連絡があったらと思い不安になりました。数時間後に通信が回復してその不安は杞憂に終わったわけですが、ホッとすると共に、スマホが使えることをはじめとして、いつでも通信ができるという当たり前の日常に、自分がいかに依存していたかを思い知らされることになりました。

ひと昔前はスマホがなかった、なんなら携帯電話すらなかったのが当たり前で、外出先の通信手段と言えば公衆電話でした。それが今や、日常生活のあらゆることがスマホと共にあり、通信できることが前提となっています。今回は長くても1日程度で障害は解消したようですが、さらに大規模な通信障害であれば、間違いなく社会や人々の生活に大きな影響が出ていたことでしょう。知識の面でも意識の面でも備えが必要だと痛感しました。

日頃当たり前のように存在しているものは、「もしもそれがなくなったら…」ということをなかなか考えることができません。今回はそれが通信環境だったわけですが、考えてみると他にもたくさんあると思います。家族、自宅、学校、塾、先生、友人…といくらでも出てくるのではないでしょうか。

 

みなさんのほとんどは、これらが揃っていることと思います。それが当たり前の日常になっているはずです。しかし、広い社会を見渡せば、そうなっていない人もいるのです。そして、災害などでいつ自分が当たり前の日常を失うか分かりません。

こうしたことは、考えればきりがなく、考えるほどに不安が募りがちです。四六時中心配する必要はないと思いますが、時々でいいので「もしも」のときのことは考えておきたいところです。そして、考えるためには正しい知識や思考力が必要です。日頃の塾や学校での学習の中で、その基礎を培ってほしいと思います。

話が大きくなりすぎていますが、みなさんにとっての身近な「もしも」は何でしょうか。

中3生であれば、間近に迫った高校入試の中に多くの「もしも」があると思われます。受験校決定、出願手続き、入試当日、…と多くの場面で思わぬトラブルが考えられると思います。常に最悪の事態を想定し、あらゆる可能性を考えて準備を進めてほしいと思います。

中1・2生は英検への挑戦など、今できることをどんどん進めてほしいと思います。英検への挑戦や、苦手教科の勉強など、もしも今できることを後回しにしたらどうなるか考えてみましょう。また逆に、もしも今すぐ取り組んだらどうでしょうか。考えてみると、これからやるべきことが見えてくるのではないでしょうか。

もうすぐ2022年になります。もしも今、来年に向けてやるべきことを一生懸命考え、それを実行していけば、新年はよりよい1年になるはずです。

何のために勉強するの?(小学生:塾だより11-12月号)

みなさんは何のために勉強しているのでしょう。

「なんでこんなことしなくちゃいけないの?」と思ったことがある人も多いのではないかと思います。

答えはかんたんです。「自分の幸せのため」です。今やっていることは、すべて自分の将来(しょうらい)に役立ちます。将来つく仕事に役立つかもしれないし、大人としての人格(じんかく)を形成することにも役立ちますし、直接(ちょくせつ)には役立たないと思われる教科も、脳(のう)をきたえることで、思考力や記憶力(きおくりょく)が上がり、そのことによって、将来、より豊(ゆた)かな人生を送れるようになるのです。学校や仕事を選ぶときに選択肢(せんたくし)が増(ふ)えますし、色々な場面で、はば広く豊かな知識(ちしき)があった方が、その中から取捨(しゅしゃ)選択(せんたく)して、より良い決断(けつだん)ができます。

 

それにしても、なぜ、遊びたい年代の「今」勉強しなくてはいけないのでしょうか。

それは、今が一番、勉強に向いている時期だからです。みなさんの記憶力や柔軟(じゅうなん)な思考力には、大人はとうていかないません。何でもスポンジのように吸収(きゅうしゅう)できる能力(のうりょく)のある今こそが、勉強する絶好(ぜっこう)の時なのです。

子どものときに勉強しなかったことを後悔(こうかい)する大人は世の中にたくさんいます。勉強って本当は楽しいものなのです。大人になってそのことに気付いて、後から勉強を始める人もいますが、やはり、自分の子どものときに比(くら)べると、どうしても記憶力が落ちていることに気付きます。そして、「あのときにやっておけばよかった」と思うものです。

また、何ごともやってみないと、自分に向いているのかいないのか、好きなのかそうではないのかが分かりません。それも、ちょっとやってみただけでは向いているかどうかの見極めは難(むずか)しく、ある程度(ていど)極めてみて、初めてそのおもしろさに気付くことも少なくありません。

学ぶことは、本当に楽しいです。学べる幸せを十分に堪能(たんのう)して、精(せい)いっぱい学んでいきましょう。その中で、特に好きな分野があったら、とことん究めましょう。きっと将来役立つことでしょう。今やっている勉強は、未来の自分へのおくり物なのです。

「この時期の勉強法」(中3:塾だより11-12月号)

いよいよ受験が迫ってきました。頑張らねば! と燃えている人も多いと思います。そこで今回は、そんなみなさんのために、この時期の効果的な勉強法をお伝えしたいと思います。

1、総合問題を解く

受験では当然中学3年分の内容が出ます。しかし、だからといって、1年生の内容から一つ一つ問題を解くわけにもいきません。そこで、『全国高校入試問題正解(電話帳)』に代表されるような総合問題を解きましょう。総合問題の利点は、一度に幅広い分野を見られるので、苦手の発見に便利です。さらにテスト形式になっているので、限られた時間で問題を解くという、時間配分のテクニックも身につきます。

2、質問を必ずする

次に苦手分野を発見したらどうするか。当然その苦手分野をつぶします。そこで欠かせないのが『質問』をすることです。苦手なわけですから自分一人の力で簡単に解決できるほど甘くはありません。まずは塾の先生に質問をしてみましょう。質問をし、考え方やテクニックを再度覚え直しましょう。さらに解説も必ず熟読しましょう。実は解説には色々な情報が載っています。解き方以外にも使える公式やテクニック、物によっては類題なども載っています。これを活用しないのはもったいないです。苦手だからこそ時間をかけてじっくり読む! これが大事であることを忘れないで下さい。

3、間違えた問題は必ず後日解き直す。

そして次のポイントが『できるようになるまで問題を解き直す』ということです。質問をしてその場では理解しても、自分で再度解かないと身にはつきません。知らず知らず忘れてしまうのがオチです。そこで必ず同じ問題、または類題を後日解き直すようにしましょう。問題が乏しい場合は塾の先生に言いましょう。プリント類をもらえますよ。できない問題をできるようにすることが成績をあげる一番の近道であることを忘れないで下さい。

以上、この時期の勉強法を簡単にお話しました。もう受験まであとわずかです。誰もが勉強をしだすこの時期だからこそ、正しい勉強法で効率よく勉強することが大事です。志望校合格を目指し、しっかり頑張っていきましょう。

私立対策講座を利用する(中3:塾だより11-12月号)

私立受験校の傾向と対策を知ることで的を射た入試準備ができる!

11月に入り、中3生のみなさんにとっては、受験校決定の時期になりました。もうどこの高校を受験するか決まりましたか? 私立高校は、日程さえ合えば複数受験できますので、前期・後期併せて、2~3校程度は受験する生徒も多いと思います。受験校決定にあたって、大抵は“偏差値”を難易度の目安として受験校を選んでいることでしょうが、実は難易度を左右する要因が他にもあります。それが、“選抜方法”と”傾向“です。

 

  • 私立高校の“選抜方法”とは

千葉県の私立高校では、前期入試で併願推薦をおこなう高校が多く、しかも内申点が基準をクリアしていればほぼ100%近い確率で合格してしまうケースが殆どです。併願推薦をおこなわなくても、“併願確約”のような形でほぼ100%合格が約束される高校もあります。これらの高校の場合、難易度は“内申点”の基準の高さです。後期中間テスト(2学期期末テスト)まで頑張って内申点の基準をクリアすれば、あとは特に対策をおこなわなくても合格してしまいます。ただし、高校によっては“足切り”といって、基準とする得点よりも低い場合は不合格にする場合もありますので、安心しきってしまうのは禁物です。筆記試験が特奨生・特待生の選抜を兼ねている場合は、特奨や特待が取れるように、筆記試験に向けて実力をつけるべく頑張りましょう。志学館、市原中央、千葉敬愛、敬愛学園などの高校の併願推薦がこれに当たります。また、入試の得点が高ければ、レベルの高いコース(特進コースや選抜コースなど)で合格できる高校もかなりあります。

近年の私立高校は、前期入試でほぼ受験者を確保できるため、前期入試だけを実施し、後期入試は実施しない高校も多いです。また、後期入試を実施する高校でも、たいていは、前期が併願“推薦”(推薦書を出す、内申点の基準があるなど)、後期は一般入試の併願(筆記試験のみなど)というように、前期のほうが有利な場合が多いので、受験するにあたってしっかり情報を集め、ちゃんと調べることも大切です。

併願推薦を実施せず、従来通り、一般入試の筆記試験の得点で合否を決める高校はどのような高校かというと、多くはレベルの高い高校です。県内では、渋谷幕張、昭和秀英、市川、日大習志野などが、これに当たります。一般入試の筆記試験で合否が決まる高校の場合は、過去問を解くなどの受験準備をおこなう必要があります。ところが、過去問を解く段階になってみるとわかると思いますが、実際には、“偏差値”だけではなく、その高校の出題の“傾向”ということも難易度に関わってくるのです。

  • 私立高校の“傾向”とは

もう少し詳しく説明しましょう。“傾向”による難易度は、ある生徒にとっては、やりにくく難しく感じるが、別の生徒にとっては、馬が合うというか勉強しやすく感じる、というように、人によって若干難しさが違ってきます。数学で確率が出ないとか、英語で発音の問題が出るとか、国語で選択肢の問題が多いとか、そういうことです。また、例えば偏差値が50の私立高校どうしを比較してみても、偏差値60くらいの問題が出題されている高校もあれば、相応の50の問題で構成されている高校もあります。これが、高校によって“傾向”が異なる、ということなのです。

したがって、受験する私立高校が決まり、選抜方法に筆記試験があったら、その高校の“傾向”に合わせた受験準備をする必要があります。その高校の過去問をやり、その高校で出題されそうなことを知り、出題されそうなことを勉強し、自分の弱点を強化するのです。過去問をやりまくることは本当に効果があり、合格に近づきます。市販されている過去問では多くても6年間分くらいしか収録されていませんから、塾の先生に頼んで、それより古い過去問を借りたり、プリントにしてもらったりしてやりましょう。また、多くの私立高校では、受験生の偏差値よりも難し目の問題が出題されています。しかし、100点満点で100点を取る必要はないのです。高校によって65点取ればよいとか、70点以上を取るようにするとか、目標とする点数も違います。難しい問題を避け、確実に得点できる問題を選んで解いていき、しかも制限時間内で目標点をクリアする練習も大切です。自分の受験する高校で何点くらい取れば合格できるのか、を知った上で過去問に取り組んでほしいと思います。市販の私立過去問には、年度ごとの合格最低点が載っているものもありますので、活用しましょう。自分の得点を表やグラフにして“見える化”するとよいです。

塾でも、私立高校ごとの傾向を研究し対策を考えています。特に対策が必要な筆記試験のある主立った私立高校については、私立入試直前に「私立高校別対策講座(補習)」をおこないます。その高校の出題傾向、来年度の入試で出題されそうな問題、どこで点を稼いでどこで敬遠するかなど、その高校の入試過去問に即した内容でおこなわれる講座です。詳しくは各教室でご案内しますが、これにぜひ参加しましょう。合格するために具体的に何をすればよいかが見えてきます。的を射た入試準備で合格を近づけましょう。

充実した勉強を(中3:塾だより11-12月号)

充実した勉強を目指す精神面のアドバイス

学校の三者面接の時期がやって来ました。入試が目前に迫っています。君たちはいよいよ高校入試を迎えようとしています。そんなときに感じる一番不安なことは、「今、何をやったらいいのだろうか?」ということだと思います。入試が迫れば、誰だって不安を感じて当たり前です。効率よく得点を上げるためには、どんな勉強が良いのだろうか、を考えましょう。そして、その不安を取り除いて下さい。

君は、今どんな勉強法をしていますか?

1日は24時間とは限らない! 24時間というのは、機会(チャンス)としてみんなに平等に与えられていますが、時間は使う人によって、長くなったり、短くなったりするのです。有効に使える時間を増やしましょう。そのためには、時間を「探す」。さらには時間を「つくる」ことが大事です。

ひょっとして、君は次のタイプ?

*明確な目標(今日は○○をここまでやる)を決めずに、勉強をしている。

*何をやらなければならないのか、わからない。(苦手? まとめ? 過去問? )

*時間を決めずに、ダラダラと勉強している。(机上が乱雑かつ食べもの散乱)

*思いついた順番でやみくもに勉強している。(今日の気分は社会かな)

ん~ん、これでは、得点は伸ばせない! この逆を行うことが良いのです。また、気持ちだけ変わっても行動が変わらなければ、何も変わらない。今すぐやろう!

先ず、目標を決める(できるだけ具体的なことがよい…今週は九州地方の過去問を制覇するとか)⇒達成するために必要なことを書き出す(苦手な数学を火曜にやり、わからない問題は塾で水曜に質問するとか)⇒優先順序をつける(苦手な関数を先にやってみる)⇒時間配分を決める(英語・国語50分、社会・理科30分、数学70分とか)⇒優先順序の高いものから、決めた時間配分で勉強をこなしていく。

ある本に書いてありました。できる人とできない人の一番の違いは、できる人は、「やるための方法」を探し出し、できない人は、「やらないための言い訳」を探し出す、と。

「ルーズな時計を捨て、キビキビとした行動で、メリハリのある生活をする」

これこそが、この時期(今)の勉強で大切なことでしょう。

さて、実際の試験では、基本問題はもちろん、難しい問題も完璧に答えられるようにしなければなりません。理科・社会の場合、“知識もの”の出題ウエートがかなり高くなっています。やはり暗記にウエートをおいて勉強するほうが点になります。また、苦手教科こそが得点を伸ばせるのです。これから得意教科に時間をかけても、そう大きくは伸びませんが、苦手教科はまだまだ伸ばす余地があります。教科書・参考書で重要項目を押さえるだけでも、かなり違います。ただし、やるのは重要項目にとどめて、深入りしないことが大事です(時間がないから)。そうすれば合格点に達するはずです。

仕上げとして、冬休み、塾では冬期講習が行われます。この時期は実戦問題を解き弱点補強をすることが第一です。毎年出題される問題やひっかかりそうな問題などから、確実に得点に結びつく勉強が必要なのです。この点で冬期プリントは最適です。

そして何よりも過去問や対策問題をたくさん解くことで“自信”を持つことではないでしょうか。また、この時期になると、自分なりの勉強時間が欲しくなり、塾に行くことを渋る生徒がいます。塾ではかなりの時間を拘束されるので、不安になる気持ちはわかります。しかし、受験のプロである塾の先生が必要だと判断して徹底的に指導してくれる時間と、勉強といっても自分一人でダラダラと過ごす時間とでは、学習効果に差が出るのは言うまでもありません。

塾の先生を信じて、最後までやりとおすことが良い結果につながると思います。

入試の作文・面接対策(中3:塾だより11-12月号)

入試の作文・面接対策を

どうするか?

…の前に,

そもそも対策を

すべきかどうか?

 

「そもそも,入試の作文・面接対策をすべきかどうか?」と私が言い出したことで,「この先生は大丈夫なんだろうか? 大事な入試の作文・面接なんだから,対策すべきに決まっているでしょう?」と思っている中3生が多いと思う。

そこで,公立高校入試の2日目午後に実施される学校設定検査の配点を見てみよう。作文または小論文の試験を実施する主な高校の配点は,県立船橋や千葉東,市立千葉が10点である。一方,面接試験を実施する主な高校の配点は,千葉西が12点,薬園台や検見川が10点である。ちなみに,公立高校入試の数学テストの大問1とかで2問計算ミスすると,10点を失ってしまう。学力検査と比べて学校設定検査の配点は低い。作文や面接の配点がもっと高い高校も存在するが,結局一番配点が高いのは学力検査であり,入試本番当日に高く得点したものが合格するのである。

 

 

もちろん,あまりに下手な作文を書いてしまうと,採点者がひいてしまう。事前に自分が受験する高校の作文過去問を解いてみて,塾の先生に見てもらう必要がある。ただし,そこの対策に時間をかけないこと。5教科の勉強に悪影響が出ないように,作文の練習時間を最小限にすること。面接については,最低限「志望理由」と「高校入学したらやりたいこと」くらいは答えられるように準備しておく必要がある。しかし,千葉進研の塾生のほとんどが真面目な子たちだから,面接試験の事前練習は特に必要ないと思う。とにかく,大半の公立高校は学力検査でキッチリ点数を取った者が合格できるのだ。

ここまで,「作文・面接対策はあまり必要ない」と述べてきたが,例外がある。それは,私立高校入試である。特に,第1志望が私立高校で、学力テストだけでなく作文・面接もある場合は,作文・面接対策をしっかりやろう。また,第1志望の受験生だけ志望理由書を提出させる入試制度をとっている私立高校がある。志望理由書は時間をかけて作成する必要があり,塾や中学の先生からよくアドバイスをもらうべきだ。(一方,併願推薦で受験する私立高校の場合は,作文・面接対策にあまり時間を割かない方がいい。)

このように,受験生一人ひとり,何が大事か,どこに時間を割くべきか,大きく異なる。作文や面接対策をどうしたらいいか? そして,そもそもどこに時間を割いたらいいか迷ったら,すぐ塾の先生に相談してほしい。

冬期講習に向けて(中学生:塾だより11-12月号)

11月に入り、今年も残すところ2ヶ月を切りました。ついこの間まで夏期講習をやっていたかと思うと、もう冬期講習がやって来ます。3年生の皆さんは、冬期講習が終わるとすぐに私立高校の入試が始まります。1年生や2年生にとっては、新しい学年が迫ってくる時期です。これを書いている10月末には新型コロナウイルスの感染者もかなり減り、いろいろな規制が緩和され始めました。そのため、冬休み中のクリスマスやお正月を昨年よりは楽しめるのではないでしょうか。(中3生はそんな場合ではないかもしれませんが。)さて、ここでは、冬期講習に向けて、中3生と中1生・中2生に分けてお話しします。

 

3生のみなさんへ

冬期講習は受験前にまとまった時間で集中して勉強できる最後のチャンスです。では、何をしたらよいのでしょうか。例えば、私立高校の受験について併願推薦などを利用するので少し余裕があるのならば、公立高校の受験に向けて弱点の強化に力を入れてみるとか、私立高校の受験がまず優先される場合は、過去問をやりこんでわからないところは、ほぼ毎日塾に来ているのですからどんどん質問して解決していくとかというのはどうでしょう。わずか2週間程度の冬期講習ですが、目的をはっきりとさせて充実したものにしていきましょう。また、勉強のことや受験のことでいろいろと不安になったり、迷ったりすることもあります。そんなときは、先生方に遠慮なく相談してください。きっと良い解決策が見つかるはずです。残り数カ月一緒にがんばって最高の受験準備をして、最高の結果を残せるようにしましょう。がんばれ受験生!

 

1生・中2生のみなさんへ

冬期講習が夏期講習と違うのは、期間が短いことと直後に定期テストがないことです。そこで、この講習中に苦手な単元を1つでも克服できるように工夫をしてみましょう。特に、講習で塾に来ていない期間を利用することをお勧めします。例えば、塾に来ていない期間に、数学で苦手だと感じている単元を「必修テキスト」や「新演習」などを使って問題を解きます。答え合わせをして間違った問題で、解答・解説を読んでも解き方がよく理解できない問題があれば、講習で塾に来ている期間に集中して質問をします。質問して理解ができたらもう一度解き直します。また、間違えたらもう一度質問します。というようにできるまで繰り返します。こうすることで、今までできていなかった問題が解けるようになっていきます。大切なことは、できなかったことをそのままにしないということです。これまでにできていなかったことをこの冬期講習の期間を利用して、少しずつでもできることを増やしていきましょう。それが、今後のみなさんの大きな財産になります。あせらず、ゆっくりと確実に前進していきましょう。

英検で英語を上手になる(中1中2:塾だより11-12月号)

“Hi. How are you?”

“Fine. Where are you from?”

“I’m from Japan. How about you?”

”I’m Chinese. Nice to meet you.”

“Nice to meet you, too.”

 

のような会話は教科書の中だけだと思っている、そこのあなた。あなたも、こういう会話を当たり前にする日が近づいてきています。

 

ここ数か月で「メタバース」という言葉が世間に広まってきました。メタバースというのは、インターネットやVR機器(Virtual Reality=仮想現実)などを利用して、あたかも目の前に相手がいるかのようにコミュニケーションを取れる場所のことです。そこでは住んでいる国に関係なく、様々な人と身振り手振りを交えつつ音声で会話し、一緒に様々な世界を探検したり、遊んだりすることができます。『あつまれ どうぶつの森』の中に入りこめるようなものだと想像してください。

そうしたときに使われるのは、Lingua Franca(国際共用語)である英語です。相手がアメリカ人でもドイツ人でも中国人でも、英語で話すことができます(もちろん、日本語話者だけのコミュニティもあります)。ちなみに、生まれつき英語を使っているアメリカ人やオーストラリア人の英語よりも、同じアジア人の英語の方が私達には聴きやすいかもしれません。

英語を話せることで、新しい友達を増やし、あなたの世界を広げられる可能性は、これからさらに増えていきます。単に試験に受かるためというだけでなく、英語を得意になっていってほしいと思います。

 

英語を得意になるためには、当たり前ですが、英語の勉強が欠かせません。そして、勉強をするなら、勉強をする目的があると、やる気が出て上達しやすくなります。みんなに共通する目的としては、学校のテストや模試、そして高校入試があります。しかし、他にも英語を勉強する目標として利用できるものがあります。それが英語検定です。

 

英検は英語を勉強する動機としてうってつけです。英検の勉強をすることで、単語の知識を増やし、リスニングにも慣れることができます。それらの勉強は、最近の定期試験や高校入試の英語の勉強に大いに役立ちます。

まず、今年度から教科書が新しくなり、登場する単語の数が増えました。中3修了までに2500語。これは英検3級レベル以上の単語数です。また、最近の千葉県の公立高校入試では、リスニングの配点が30点以上と、英語を聴く力がとても大事になっています。英検の勉強を通じて、中学校のテストや高校入試の英語の勉強ができるのです。

 

しかし、英検の勉強をする上で、気を付けないといけないことはあります。それは、英語をほとんど書けなくても、英検に受かってしまうことができるということです。英検3級や準2級では作文もありますが、だいたい型が決まっているので、作文が原因で不合格となることはほとんどありません。そうしたことから、英検3級を持っているのに、テストの点数はいまいちという中学生を見ることは、決して珍しくありません。

 

では、どうすれば、良いのでしょうか。

大切なことは、英検を利用して英語を勉強するということです。

例えば、知らなかった単語を書いて練習するというのは、シンプルながらもとても効果的です。筆記試験の大問1は英文の中の( )内に入る単語を4つの選択肢から選ぶ問題ですが、正解以外の単語もぜひとも書いて使えるようになってほしいです。その単語は今度、学校でも使います!

また、長文問題にしっかりと取り組むことで、模試や入試の長文にも対応していくことができます。いつも、本文の何行目を使えば問題を解けるのか考えて、問題をやりましょう。間違え直しのときには、国語の長文問題と同じように、本文に線を引っ張ってみましょう。丁寧に間違い直しをするのを繰り返していくと、必ず上達していきます。

英検は英語を勉強する目標として有効ですが、あくまで英語を上達するための手段です。

英検を利用して、英語を上手になってください。そして、英語を利用して、あなたができることを増やしてください。

脱・先延ばしで内申点アップ(中1中2:塾だより11-12月号)

突然ですが、今年の夏休みの宿題、ちゃんと計画通りに終わりましたか? 夏休み終盤に慌てて終わらせたという人はいないでしょうか?

やりたくないことをつい先延ばしにしてしまうというのは、誰しも経験あることだと思います。心理学の分野ではこうした現象は「先延ばし症候群」と呼ばれていて、研究の対象になっているようです。

確かに、締め切り直前の方が集中してできるので効率よく進められるということはあるので、やっつけになってしまって完成度は低くなってしまう傾向は否定できません。

 

中1・中2のみなさんの多くにとって、おそらく先延ばしにしたいことの1つが、定期テスト勉強ではないでしょうか? これまで中学校の定期テストを何度か経験して、早めに準備をした方がいいことはわかっているはずなのに、なかなか手がつけられないというという人がいると思います。

ご存じの通り、学校の内申は高校入試の合否にも影響します。内申が悪かったために志望校をあきらめざるを得ない、または不合格となってしまうという可能性があることは、ちょっと考えれば誰にでもわかることです。その一方で、1年先・2年先の高校入試より、目の前の楽しみを優先したくなるのも気持ちとしてはわかります。ですが、たとえ目をそらしたとしても、自分で自分の首を絞めているという事実には変わりません。

 

やりたくないことをやる時に、最もエネルギーを必要とするのは「やり始め」です。重いものを動かすときに、動かし始めに一番力が必要です。しかし、いったん動き出してしまえば、あと勢いに乗って小さな力で動かせることもまた事実です。

そこでみなさんにお伝えしたい言葉が2つあります。1つは「思い立ったが吉日」です。だいたい定期テスト1か月前くらいからテストを意識し始める人が多いと思うのですが、キリが悪いからとか、まだ試験範囲が分からないからとか、色々と理由をつけてテスト勉強を開始するのを遅らせていませんか? 思い立ったが吉日、さっそく始めましょう。

2つ目は「案ずるより産むが易し」です。勉強を始める前は気が乗らなくても、いざ勉強を始めてみると意外と集中して続くことがあります。とにかく始めることが肝心です。

 

勉強を始めるのがおっくうに感じたときは心の中で「思い立ったが吉日」「案ずるより産むが易し」と唱えて動き出してみましょう。次の定期テストは先延ばしを克服して自己ベストを目指しましょう。

英検合格に向けて(小5小6:塾だより11-12月号)

「ゼロイングリッシュ」から「ウィズイングリッシュ」へ

「英検」って何?

「英検」とは、1年で約230万人が受験する、日本で最も大きな英語の試験のひとつです。5月~6月に第1回9月~10月に第2回1月に第3回と年に3回試験があり、塾(じゅく)で英語を習っている多くの小学校5・6年生が、1月の第3回試験で英検にチャレンジします。

英検は、問題のレベルによって、5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級と級がわかれています。中でも多く小学生がチャレンジする5級は中学1年生レベル、4級は中学2年生レベルと言われています。

「ぼくは小学生なのに、中学生の問題をやって合格できるの?」

と思いましたか?・・・答えは、YESです。塾でも英検対策(たいさく)の授業がたくさんあるのはもちろんですが、それ以外にどんなことに気をつけて勉強すれば英語の力が身に付き英検に合格できるのか、そのアドバイスを書いていきます。

単語を覚えないのは裸足(はだし)でサッカーをするのと同じ

まず、ひたすら単語を覚えましょう。英単語は、サッカーで言うならボール、スパイク、ユニフォームのようなものです。ボール、スパイク、ユニフォームが無い人が「サッカーが上手になりたい」と言っても難(むずか)しいと思います。(練習にすら参加させてもらえないかもしれませんね)。それと同じで、英単語を覚えないで英検に合格することはとても難しいと思います塾で単語テストがあるなら「かならず毎回合格・満点をねらう」ことが大切です。

週1回の2時間より毎日の15分

英単語は1日、2日で一気に覚えない方がよいでしょう。たとえばスポンジを水にひたすとき、スポンジを水につければ水がすぐにしみていきますが、スポンジをギュッとすれば水はすぐに流れていきます。同じように、一気に覚えた単語はすぐに忘れてしまいます。単語覚えるときは1日10個ぐらい、その代わり毎日、単語の練習を欠かさないことが大切です。「週1回の2時間より毎日の15分」を大切にして、時間をかけて単語を覚えると忘(わす)れにくくなります。「単語テストの前の日に一気に覚える!!」はNGです。

過去問がすべてを教えてくれる

単語を覚えたら、過去問(過去の英検の問題)をたくさんやりましょう。特に英検5級と4級は、何年も問題の出し方が大きく変わっていません。過去に出たものとほとんど同じ問題が出ることもあります。過去問を解いたら、解答・解説をじっくり見ることも大切です。わからない問題は先生に質問しましょう。「できなかったものをできるように」これが、点数が伸(の)びるただひとつの方法です。

ゼロイングリッシュからウィズイングリッシュへ

これを読んでいる多くの人は、英語の授業をのぞいてほとんど日本語で生活しているでしょう。それだけに、意識して生活の中に英語を取り入れなければすぐに忘れてしまいます。単語でも過去問でも何でもいいので、英語に触(ふ)れる日を増やしていきましょう。NHKのこども向け英語番組やラジオもいいですね。英語のない毎日(ゼロイングリッシュ)から英語のある毎日(ウィズイングリッシュ)へ。これが英検合格への近道です。