思い立ったら行動してみよう!(中1・2生:塾だより11-12月号)

今、毎日1時間は勉強していますか? 毎日ですよ。毎日1時間勉強していない人は中3生の受験間際になって慌てることと思います。「こんなはずではなかった」と。

勉強することは、毎日の生活習慣の一部です。特別なことではありません。日常生活の何気ない一場面です。でも、中々勉強に取りかかれない、学校の教科書やワークを開く回数が少ない、塾の授業はしっかり聞いて宿題もやっているけれど、しっかりと復習まではやっていないかも、と思っている人はいませんか?

そんな人は、まず思い立ったらすぐに勉強してみることです。

今から、自分を勉強に向かって奮い立たせるためのアイデアをいくつか書いてみます。実行できそうなものがあれば、トライしてみて下さい。(そして自分のだらだらとした生活習慣を変えて、自分を変身させましょう!)

【1】まず、勉強時間の作り方です。

5分でも10分でも使える時間を探しましょう。

無駄に過ごしている時間はありませんか。きびきびと動けば、短い空き時間はたくさん見つけられます。机に向かっている時だけが勉強ではありません。いろいろな先生も言っていますが、体を動かしながら暗記するといつもより集中して覚えられるようです。ただ、国語や英語の読解問題や数学の難解な応用問題などは、じっくりと腰を据えて問題を解いた方がいいです。ケース・バイ・ケースですね。

 

ここで、一つの提案があります。

①目標を決める

②やらねばならないことを書き出してみる

③その優先順位をつける

④その時間配分を考える

⑤毎日の最大勉強時間を計算する

⑥そこに当てはめていく。(目的を達成するところから逆算していきます)

【2】次に、勉強する内容についてです。

ここは、いかに真剣に、集中して勉強できるかです。そのためには、まず机の上や周りを整理しましょう。勉強するものを、手の届く範囲に仕分けて片付けておきます。

ゲームや雑誌や漫画など、また携帯電話などは、あえて遠くに置きましょう。

勉強にさっと取りかかれるかが問題です。また自分のお気に入りのものを近くに置きましょう。(大好きな歌手やキャラクターの付箋などや元気が出るもの、自分を励ましてくれる言葉が書いてあるものなど。中でも文房具がおすすめです。自然とやる気がわいてきます)

 

ここでも、一つ提案があります。

暗記ものですが、まず1ページ分の内容で覚える時間を決める。(覚えられるぎりぎりの分量がいいです。やや多い方がいいです)

 

それを「死に物狂い」で覚える。(五感をフルに活用して)

 

覚えられたかチェックする。(8~9割覚えていればOK。覚えていなければ時間を増やす。間違えたところに印をつけるなど工夫する) 間違えた所をもう一度覚える。(必死に!) そして次のページに進む。

 

ここでのポイントは、8割以上覚えていなければ、本当に悔しがらないといけません。(感情むき出しになる。向きになること! ただし周りの人への八つ当たりは避けて)

 

また二度目に覚えるときは再び間違えないように必死になってください。

【3】最後に、予習と復習をしっかりとしてテストで自分が思う通りの点数がとれるようにすることです。

 

授業でよくわかるようにするためには、事前に予習勉強をするといいです。

 

あらかじめ内容を見ておくのです。また、授業中に集中してその日の内容をその場で覚えてしまうのもいいと思います。

復習は、一回ですべて終えてしまおうと欲張らないことです。

最初はその日、次は翌日、そして週末、来週の週末、テスト前、冬(春・夏)休みなどがいい時期です。少しずつ完成に近づけていきましょう。

そして、最後にテストで思うような点数を取ることですが、勉強が作業にならないように、またわかった気になっただけにならないように気をつけましょう。

 

「わかる」ことは大事ですが、それだけではテストで高得点は取れません。解答欄に自分一人だけで正解を書けないと丸になりません。

その時は誰もあなたを助けてくれません。自分一人でやらないといけないのです。

 

また、勉強の内容がわかったかどうかは、常に自分の中でも確認しておかなければなりません。

他の友達に上手く説明できるか、また問題演習の時にすぐに答えられるかで、そのことは簡単に確かめられます。

ここのチェックは出来るだけ自分に厳しくした方がいいです。

 

いろいろと書きましたが、やる気があっても実行しなければ何も変わりません。

今日から心機一転、勉強に真摯に向き合うかっこいい自分に変身してみましょう。

 

教師一同みな応援しています。