忙しくても、勉強はできる!(中3:塾だより5-6月号)

工夫と強い精神力で成績アップ!

新年度が始まり、1ヶ月が経ちましたが、受験生という意識はもてるようになりましたか? 部活では中学生生活最後の総体やコンクールに向けて、練習が激しくなってきているころだと思います。もしかしたら、新型コロナウィルス対策の一環として、例年より活動の時間が短くなっている部活もあるかもしれません。それでも最後の大会に向けてがんばる気持ちには変わりはないと思います。悔いのないように頑張ってください。

この時期にみなさんの先輩たちの中には、部活を理由に勉強がおろそかになり、成績を下げてしまった先輩がいます。その反対に部活を一生懸命にやっていても成績を上げた先輩もたくさんいます。

例えば、こんな先輩たちがいました。同じサッカー部に所属していたA君とB君。A君はレギュラーとして活躍する生徒でした。B君はベンチに入れるかどうかという生徒でした。成績を比べてみるとA君の方がB君よりもかなり上でした。

この2人の何が違っていたかというと、A君は塾を休んだり、宿題を忘れたりすることがなかったということです。練習試合があっても遅くなってでも、必ず塾の授業やテスト対策などには来ていました。遅刻したとしても残って補習を受けていました。一方、B君は遅くなると塾は休みがちで、宿題も忘れることもありました。遅刻や欠席の理由を聞くと「疲れて寝てしまった」とか「授業に間に合わなかったから」と言っていました。

また、宿題を忘れたときは「忙しかったから」とよく言っていました。不思議ですよね。試合に出ているA君は塾に来て、出ていないB君が疲れてこない。同じようなスケジュールで生活をしているはずなのに、ひとりだけが忙しくて宿題が出来ない。この日々の過ごし方が成績の差につながっていたのだと思います。体力的な差ではなく、精神的な差だと思います。

では、どうしたら、みなさんもA君のようになれるのかというと、まずは、塾を休まないことです。疲れていても塾に来て授業を受けていると、体は疲れているかもしれませんが、頭はとても元気なことが多いのです。それと周りの友達たちが頑張っている姿もよい刺激になるはずです。

宿題については、どの教科をどの曜日の何時にやるということを決めてやることです。まとめてやると時間がどうしても長くなってしまいます。分けてやることで、短い時間で集中してやることができます。

それでも、部活から帰ってきて一休みしてから勉強をやろうと思っていても気がつくと寝ているとか、テレビをつい見すぎてしまうなどの理由であまり勉強ができていないという人は、塾の授業日以外に2日間ぐらい曜日を決めて塾に来て宿題をやるようにしましょう。意外と塾に来てやると家でやっているときに比べて、宿題が少ないと感じるかもしれません。これはお勧めです。

他にも、帰宅後の自分のスケジュールを下の例のように書いて見えるところに張っておくのも一つの方法です。あまり細かく時間を決め過ぎないことがポイントです。


例)

18時30分帰宅19時まで入浴20時まで食事20時30分から勉強23時に就寝

このように決めることで生活のリズムが作れ、それに体が慣れていくことで、勉強もスムーズに行うことができます。

部活以外にも、勉強をしようとするみなさんを誘惑する、マンガや雑誌、ゲーム、ラインなど、みなさんの周りには誘惑するものがたくさんあります。こう考えると勉強をするにはこれらの誘惑に負けない強い精神力が必要だということになります。

これらのことを解決するもっとも簡単な方法は、塾を勉強部屋として利用することです。塾ならマンガもテレビもありません。もちろんゲームもラインもできません。しかも、わからないことはすぐに教えてくれる先生がいます。こんなに勉強するのに適した場所はありません。自分でいろいろ考えるよりも簡単です。一度試してみませんか。勉強をしたい、成績をよくしたい、志望校合格を勝ち取りたいというみなさん、塾でたくさん勉強してみましょう。