ニュース・時事問題に目を向ける(小学生:塾だより11-12月号)

みなさんは「今」のことをどれだけしっているでしょう。

今盛(も)り上がっていることや問題になっていること、“多くの人が気になっていること”はなんなのか?これが、たとえば友達のことや家族のことなどの自分の身のまわりのことであれば、よく知っていると思います。では、はんいを広げて日本では?世界では?


今は小学生のみなさんも、いつか社会に出ていく時が来ます。そして自分たちが主役になって社会を動かしていくようになります。そのとき、いま何が起きているのか、何が起こりそうなのか、何が問題で何が必要になりそうなのかといったことが分からないと困(こま)ってしまいます。

また、社会で生きていくということは、ほかの多くの人と一緒(いっしょ)に生活していくということです。当然、自分だけがよければいいというような考え方で生きていくことはできません。もっと広い視(し)点(てん)で社会のことを見つめることが必要です。社会のことを知ることは、どうやって生きていくかという勉強でもあります。これからの自分の人生を思いっきり楽しんでよりよいものにするためにも、社会のことをたくさん知っていると役に立ちます。そのために、いまのうちから多くのニュースにふれてみましょう。

では、どうやってニュースを知ればいいのでしょう。テレビのニュースや新聞が最初に思いつくと思います。ただちょっとむずかしいと感じる人も多いかもしれません。子ども向けの新聞もあります。わかりやすい解(かい)説(せつ)がついていることもあり、読みやすいでしょう。インターネットでも子ども向けのニュースサイトがあります。なかにはくふうをこらしたものもあるので一度見てみると意外と楽しい時間をすごせたということもあると思います。

いつもはテレビのニュース番組や新聞なんてほとんど見ないという人もいることでしょうが、今はいろいろな方法で本当に多くの情報(じょうほう)を知ることができます。どのようなものがあるのかいろいろのぞいてみてください。気になったものがあればそこだけでよいと思います。すこしずつ興味のはばをひろげていきましょう。