受験生の皆さんへ(塾だより1-2月号)

揺るがぬ強い心で臨もう

いよいよ入試が目前に迫ってきました。「自信満々で余裕」という人はそれほどいないのではないでしょうか。誰しも、いくばくかの焦りや不安と闘いながら勉強に励んでいることでしょう。

受験直前のこの時期に、志望校判定が安定しなかったり、思うような結果が出なかったりする場合、不安になるのは仕方のないことです。しかし、そこで負の感情に溺れているわけにはいきません。落ち込んで何も手につかなくなったり、「どうせやってもだめだ」と投げやりになったりと、精神的に追いつめられるのは分かります。でも、厳しいことを言えば、その時間がもったいないです。立ち止まっている暇はありません。感情はひとまず置いて、とにかく今やれることを継続するしかありません。

電話帳や過去問は解きましたか。夏期プリントや冬期プリントで、できていない所はありませんか。模試や過去問の間違い直し、解き直しはしましたか。もしひとつでもやれていないものがあったら、今すぐ取りかかりましょう。「これ以上できないと思うぐらいやりきった」という達成感は自信につながります。あと数十日の戦いを乗り切る力になるはずです。

受験とは、自分の心との闘いでもあります。困難に直面した時、冷静に状況を受け止め、前を向いて果敢に立ち向かえるかどうか、その精神力が問われる場といってもよいでしょう。自分で決めた確固たる目標を持ち、「とにかくやれるだけやってみよう」と最大限努力できる強さ。そんな強さは、皆さんの今後の人生にもきっと生かされるはずです。

私立入試まであと数日、公立入試まで1か月と少しです。やり残したことはありませんか。不安や焦りに悩まされている人は、そんなものを感じる暇がないぐらい勉強に没頭しましょう。これだけやった、もうやり残したことはないと思えれば、落ち着いた心で本番に臨むことができます。

残り少ない日々、1分1秒を大切に、一緒に頑張っていきましょう。