夏休みに何をしますか?(小学生:塾だより7-8月号)

夏休みが近づいてきました。夏休みは時間があるので、今までにできなかったことに挑戦(ちょうせん)するチャンスのときです。みなさんは、夏休みに何をしますか?
「たくさん遊ぶぞ」と心に決めている人も多いことでしょう。それでいいと思います。ただ、ぜひ心にとめておいて欲(ほ)しいことがあります。時間のたくさんある夏休みですから、生活や遊びの中で興味(きょうみ)を持ったことについて、おうちの人に質問(しつもん)したり調べたりして、深く知ったり考えたりすることを心がけて欲しいのです。

その興味が将来(しょうらい)の夢(ゆめ)につながっていくこともありますし、得意(とくい)教科が増(ふ)えるきっかけになることもあります。

ただ、夏休みは長いです。遊ぶ以外に、夏休みだからこそできる、「苦手科目の克服(こくふく)」にチャレンジしませんか。
1科目でも良(よ)いので、夏休み中に、塾(じゅく)のテキストの今までに習った範囲(はんい)をもう一度解(と)いてみましょう。そうして、分からなかった問題が次には解けるようになるように、解説をじっくり読んだり覚(おぼ)えたりしてから、もう一度解いてみてください。

自分では苦手だと思っていても、実は、演習(えんしゅう)不足(ぶそく)のためにテストで点数が取れなくて、そのために苦手だと思いこんでいる場合が多いです。問題をたくさん解くことで点数が上がると「得意だ」「好(す)きだ」となりやすいです。
その科目を好きになることができれば、それは今後を左右する大きな収(しゅう)かくです。好きなら勉強も苦になりませんし、楽しんでやった勉強は身につきやすいのでなおさらです。

興味をもったものについて深めて、勉強もがんばり、夏休みというまたとないチャンスを生かしましょう。