今年の夏は 「皆勤(かいきん)」を目指しましょう(小学生:塾だより7-8月号)

7月から8月にかけて暑い夏休みが始まりますが、塾(じゅく)ではこの長い休み期間中に「夏期講習」を行います。「夏期講習」では授業(じゅぎょう)の他に、宿題も出ます。(これはふだんの授業と同じです) いつもでしたら1週間後の同じ曜日に提出(ていしゅつ)しますが、講習中は翌日(よくじつ)に提出することもあります。そのため、帰宅(きたく)したらすぐに宿題を仕上げてしまいましょう。それから、遊びに行ったり、ゲームをしたりしましょう。勉強を後回しにすると、やるのがめんどうくさくなってしまいます。やる気のあるうちに仕上げてしまうことをおすすめします。

勉強で一番大切なことは、まちがえたところを自分で納得(なっとく)がいくまで質問(しつもん)することです。質問した時も、その時は分かっていても、もう一度家でやってできなければ、分かったことにはなりません。ここは自分でもあまやかさないで、厳(きび)しくしてください。つまり、「わかる」ことと「できる」ことは、ちがうことなのです。

また、まちがい直しの時に気にしてほしいことがあります。それは、いつもと同じところをまちがえているのか、それとも、いつもはまちがえていないけれどうっかりまちがえてしまったのか、ということです。いつもと同じところをまちがえてしまったら、そこは自分の苦手な部分です。早目に勉強して「できる」ようにしておきましょう。また、うっかりまちがえてしまったら、どうしたらまたまちがえないか、その対策(たいさく)を考えましょう。もしそれが分からなければ、ふだん授業を受けている先生に教えてもらって下さい。それは自分でも気づいていないところかもしれないからです。やり方を忘(わす)れてしまっていたのなら、もう一度テキストを開いて復習(ふくしゅう)しましょう。また自分が知らないことなら、辞書(じしょ)や辞典(じてん)、インターネット、参考書(さんこうしょ)などで調べましょう。調べるものは身のまわりにたくさんあります。それでも分からなければ、先生にたずねましょう。こうした地道な勉強が、のちのち大きな成果(せいか)となってきます。模試(もし)が終わった後も、このまちがい直しをしっかりとやって下さい。確実(かくじつ)に力はつきます。

もうすぐ楽しい夏休みが来ますね。今年の夏は塾での「夏期講習」で、自分への記録(きろく)作りということで、ぜひ、宿題やまちがい直しも忘れずにやる「皆勤」賞(しょう)をねらってみましょう!!

※皆勤…1日も休まず、出勤(しゅっきん)・出席(しゅっせき)すること。無欠席(むけっせき)。皆(かい)出席(しゅっせき)。(小学館「新選国語辞典」より)