自分を成長(せいちょう)させる夏にしよう!(小学生:塾だより7-8月号)

もうすぐ夏休みがやってきますね。久しぶりに遠くまで旅行をしたり、おじいちゃんやおばあちゃんの所に行ったりするなど、いろいろな計画があることでしょう。40日以上お休みがあったら、なんでもできそうな気がしますね。

今年の夏休みはぜひ、「何かをなしとげた夏」にしてみましょう。テーマは、勉強に関(かん)することとそれ以外(いがい)のこと、両方決めるとよいですね。たとえば、「漢字ステップの総(そう)復習(ふくしゅう)をして、過去(かこ)問(もん)で満点(まんてん)をめざす」というのはどうでしょう。漢字は、塾(じゅく)がある日はやらなければならないこととして取り組む人が多いと思います。だからこそ、あえて、塾がない期間にも自分からすすんでやるのです。

また、勉強以外のことならば、「プールで100メートル泳げるようになる」、「本を○○冊(さつ)読んで、感想をまとめる」「ピアノで大曲(たいきょく)をマスターする」などはどうでしょうか。

いずれにしても、「自分で目標(もくひょう)を決めて、達成(たっせい)に向けてがんばる」という点が大切です。心の中で思っているだけではなかなかがんばりが続(つづ)かないでしょうから、家族や友達(ともだち)に宣言(せんげん)することをおすすめします。夏休み全体の目標を立てたら、逆算(ぎゃくさん)して、1週間でどのぐらい進めたらよいのか、1日でどこまでやればよいのか、大まかな計画を立てましょう。そして、毎日夜に5分でもよいので、その日一日をふり返る時間を作るのです。「やってみて、ふり返って、次に生かす」、これがポイントです。そして、夏休みの後半に、どのくらい目標が達成できたか確認(かくにん)しましょう。

長い期間、自分で立てた目標にしばられるのは大変かもしれませんが、なしとげた時の喜(よろこ)びは自分自身を成長させてくれるものです。暑い夏を乗りこえた時に今までとは少しちがった自分に会うために、この夏を有意義(ゆういぎ)に過(す)ごしてください。