秋は、「飽き」るほどに物事に取り組もう(中1・2生:塾だより9-10月号)
今年は8月の終わりが比較的涼しく、夏期講習の最後は心も体も軽い気持ちになったのではないでしょうか? そして、気がつけばもう9月です。長いと思った熱い夏も終わり、過ごしやすい秋に季節が変わっていきます。ところで、
秋の語源(もとになった言葉)って知っていますか?
調べたところ、語源となったのではないかと考えられているものは3つあるそうです。
- 「あか」(紅・赤)に由来している
秋になると、「赤とんぼ」がよく見られるようになります。また、草木も紅葉してきれいな紅色に染まります。そんな「アカ」くなる様子から転じて、「アキ」という名前が生まれたそうです。
- 「飽(あ)く」(飽和する)に由来している
理科の「飽和水溶液」について、皆さんは塾で習いましたよね? この「飽く」という字には、満ちる=豊作になるという意味があり、「飽きるほどアキに収穫できる」ということから「アキ」という季節になったらしいです。
- 「清明(あきらか)」に由来している
湿気をたくさん含んだ夏空から、高い雲や遠くまで見渡せる明るく澄んだ空=あきらか(清明)になることから「アキ」という名前がついたようです。
こうしてみると、季節の名前1つとっても興味深いですね。
この名前の由来のなかでも、タイトルにある通り、皆さんには、
アキるほど、物事に取り組んでほしいです。
秋は気温も穏やかになり、夜も長くなって、何かを頑張るには最適の季節です。中学1年生は中学校生活(部活や勉強など)にも十分に慣れてきたと思います。中学2年生も部活の中心として夏はがむしゃらに頑張ったと思いますが、秋には余裕が出てくるのではないでしょうか。
ここで気持ちをゆるめてしまうと、冬まであっという間に時間が過ぎていき、すぐに学年が変わってしまいます。秋は「中だるみ」が起こりやすいので、注意が必要な季節でもあるのです。
ですが、そうはいっても、どうやったら「実りある秋」になるのだろう?
きっと、そう思う人がたくさんいるのではないでしょうか。その答えは、
目標を「あきらか」にして、それに向けて頑張る
ことではないでしょうか。ただ、ぼんやりと何かをやろうとしても力が出てきませんが、明確な目標が定まると人は信じられないパワーを発揮するものです。
部活の大会で活躍する! 次の定期テストで10番以内になる! 定期テストの平均点80点以上! 目標はなんでもいいと思います。大切なことは、自分の決めた目標に向けて努力する事です。
豊かな秋になるよう、先生と一緒にがんばりましょう!
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