受験までの1年の流れ(中学生:塾だより3-4月号)
中3のみなさん、いよいよ受験学年になりました。そこで今日はみなさんに、受験までの1年間の流れを簡単に説明してみたいと思います。これを読んで、受験までの流れと期間ごとのポイントをしっかり押さえていきましょう。
《3月~7月》
①志望校を決めよう
②中3の内容を確実に理解し、余裕がある人は中1・2の復習に手をつけよう
この期間はまだ受験と言われてもピンと来ない時期です。そこでまずは志望校を決めましょう。明確な目標があればやる気も出ます。まずは自分がどこの高校を受験したいのかを決めましょう。志望校を決める際のポイントは以下の2つです。1つ目は今の自分の実力より少し上のレベルの高校を選ぶこと。今の実力で受かると思ってしまえば安心してそれ以上努力する気が起きません。しかし受験はライバルとの競争です。自分がのんびりしているうちに周りが努力して力をつけてしまうと、相対的に自分の力は下がってしまうことになります。1年間努力し続けるためにも、少し上の目標を持ちましょう。2つ目は何となく雰囲気で選ぶのではなく、高校の進学実績や校風・指導方針などをしっかり調べてから選ぶこと。高校は自分が3年間も過ごす大切な場所です。実際に入ってみたら想像と違っていてガッカリでは困ります。高校の情報をしっかり収集し、入ってから後悔することの無いようにしましょう。なお、千葉進研では毎年5月末から6月頭にかけて「保護者会」を実施します。ここでたくさんの高校情報を伝えますので、ぜひ参考にしてください。
次に、この期間はまだ部活もあり時間に余裕も無いので、なかなか勉強時間をたくさん確保するのは難しい時期です。そこでまずは新しく習う中3の内容を確実に身につけていきましょう。受験は時間との戦いです。新しく習う中3の内容は確実に身につけ、あとでまた中3のやり直しで時間をとられることの無いようにしましょう。また、部活に入っていない、または部活の練習が軽い場合は時間に余裕があるはずです。この時間を使ってどんどん中1・中2の復習をしていきましょう。早めのスタートは受験に勝つコツです。時間を有効に使っていきましょう。
《夏期講習》
①勉強時間をしっかり確保し、身も心も受験生になろう
②夏期プリントを有効活用しよう
「夏を制する者は受験を制す」とよく言いますが、夏は部活も終わり、多くの勉強時間を確保できる大切な時期です。また、夏に今までに経験したことがないくらい勉強に没頭し自分の限界を超えることで、これから先の辛い受験勉強も乗り越えることができる根性を養うことができます。ぜひこの夏で今までにないくらい勉強し、自分の殻をぶち破ってください。
また、千葉進研の中3の夏と言えば、夏期プリントの出番です。夏期プリントは今までの学習の総復習プリントです。しっかり問題を解き、間違った問題のやり直しをすれば、かなりの力をつけることができます。特に中1・中2の内容で苦手な部分がある人には効果絶大です。毎日のプリントは大変だと思いますが、しっかり頑張ってください。
《9月~12月》
①学校行事などに惑わされず、勉強のペースを保とう
②私立の受験校を決めよう
③公立の受験校を絞り込んでいこう
この時期はいわゆる中だるみになりやすい時期です。夏の疲労もたまり、また学校の行事も多く、つい勉強から逃げたくなる時期です。だからこそ、自分の勉強のペースをしっかり守り、毎日しっかり勉強時間を確保しましょう。一度どこかで手を抜くと、そこからずるずるとダメになってしまうことは本当によくあります。気を引き締め、強い意志を持って勉強しましょう。
また、11月の学校の三者面談で学校に私立の受験校(特に併願推薦で受験する抑えの高校)を伝える必要がありますので、それまでに私立の受験校を決めておく必要があります。千葉進研では9月末~10月頭に保護者対象の「進路指導説明会」を実施しますので参考にしてください。さらに、10月と12月には千葉県の多くの受験生の参加する「会場模試」も行います。この結果をふまえ、公立の受験校を絞り込んでいきましょう。
《冬期講習~受験》
①冬期講習でラストスパートをかけよう
②公立プレ入試を最大限活用しよう
③公立の受験校は私立の結果・倍率も考慮し、悔いの残らない選択をしよう
冬期講習は、受験直前の勉強に没頭できる最後の機会です。勉強のみに集中し、悔いを残さないようしっかりラストスパートをかけましょう。
そして冬になると千葉進研オリジナルの公立プレ入試を実施します。毎回の試験終了後、みなさんの内申点も加味して志望校の合格判定を出します。この公立プレ入試で良い結果を出すことが合格への一番の近道です。全力で頑張って下さい。
また、公立の受験校は私立の結果や倍率を見た上で決定することができます。自分の実力や現状を冷静に受け止め、悔いの残らないよう受験校を決めましょう。
以上、簡単ではありますが、受験までの1年間の流れを説明しました。
みなさんにとって初めての高校受験です。わからないことや不安・悩みはこれからたくさん出てくると思います。その時は一人で悩むのではなく、すぐに塾の先生に相談しましょう。そして力を合わせて受験を乗り越えましょう。
(関口先生)
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