まちがい直しのすすめ(小学生:塾だより5-6月号)

 みなさん、宿題のまちがい直しをちゃんとしているでしょうか。宿題は問題をいて終わりではありません。丸つけをして終わりではありません。ちゃんとまちがい直しまでやって、どこをどうまちがえたか確認かくにんしましょう。それでもわからないこともあるでしょう。そんな時は、必ずじゅくの先生に質問しつもんしましょう。塾の先生は、いつでもみなさんからの質問を待っていますし、わかりやすく答えてくれるでしょう。模擬試験もぎしけん模試もし)でも、答案とうあんが返ってきたら、どこができなかったのかチェックをして、まちがい直しをしてみましょう。まちがえた問題は、テキストや問題用紙にしるしをつけておくとよいです。しばらく時間をあけて、以前いぜんできなかった問題をもう一度解いてみると、さらに効果こうかがあります。

 きちんと“直し”を続けていたら、次に同じような問題がでてきた時に、解けるようになっています。できなかった問題ができるようになるのは、学習の大きなよろこびです。それを成長せいちょうと呼ぶのかもしれません。

 前にやったテキスト(ノート)や模擬試験には、自分ができなかった問題が、わかりやすく目に見える形であります。新しいテキストを買わなくたって、みなさんを成長させてくれる“宝物たからもの”は、すぐそばにあるのです。もし、そんな“宝物”を部屋のかたすみに捨てるようにいてあったらとしたら、もったいないと思います。

 みなさん、“直し”をしっかりやって、過去の自分をこえてみませんか。

(大河平先生)