漢検合格のために(小学生:塾だより9-10月号)

かならずだれもが合格できるはずです。

 そろそろ漢検の練習も本格ほんかく化しているころだと思います。
だいぶ「漢字能力のうりょく」がきたえられてきたのではないでしょうか。
春から勉強している人はじつに半年以上いじょうにわたって勉強してきたことになります。
いっしょうけんめいていねいに勉強してきた人は過去問かこもんにもあまり苦労くろうしなかったかもしれませんね。
過去問に苦労している人もまだだいじょうぶです。
最後さいごまであきらめずに練習しましょう。
練習して少しずつでもできることをやしていきましょう。
そうすればかならずだれもが合格できるはずです。

正しい間違い直しが大切

 「だれもが」と言いましたが、中にはいつまでも点が上がらなくていやな気持になっている人も出てくるころかもしれません。しっかりまちがえた漢字を練習していますか。これをめんどうがっているとなかなか思うように点を取れません。
いうまでもなくまちがえた問題をていねいに確認かくにんして、「二度とまちがえない」ようにすることは大切です。このまちがい直しをざつにして、「いつまでも同じまちがいをしている」・「書けない漢字が書けないままでいる」ようでは点が上がらないのは当たり前ですよね。
そんなことは言われなくてもみんなわかっているでしょう。

でも、本当に正しくまちがい直しができているでしょうか。
たとえばろくに練習しないで答えをながめるだけで、できる気になっていたりしませんか。
「さっきと同じ字が書けていない」と言われることはありませんか。
過去問練習では、このまちがい直しこそがいちばんだいじな勉強です。
次に同じ問題に出会ったときに〇がもらえるように「がんばり」ましょう。
できるようになるには「がんばり」が必要ひつようです。
このまちがい直しをていねいにやるというのは大変たいへんです。
時間もかかります。
でも、正しいがんばりさえあればきっと「だれもが」合格できます。
この大変さは、じゅくでほかのみんなといっしょに乗りこえていきましょう。
先生も全力で協力きょうりょくしてくれます。

「できるようになる」ことを喜び、「できるようになった」うれしさをかみしめながら

 書けなかったものが書けるようになったり、店が上がったりするととてもうれしく、気持ちいいものです。
また、それが大変であれば大変であるほどそのよろこびは大きなものになります。「できるようになる」ことを喜び、「できるようになった」うれしさをかみしめながら、漢検の練習を楽しんでがんばってほしいと思います。

(近重 先生)