前期期末テストに向けて考えること(中学生:塾だより7-8月号)

前期中間テストお疲れ様でした。

 前期中間テストが終わって、1か月ぐらい経ったでしょうか。

新学年1回目の定期テストから良いスタートを切れた人もいれば、そうでない人もいると思います。ですが、それはそれ。1回目が良かったからといって次も良いわけではありませんし、1回目が悪かったからといって次も悪いと決まっているわけでもありません。

 

 大事なことは1回目の結果を踏まえて次にどうするか、ということです。
 ですから、ここでは第2回目、前期期末テストに向けたお話をします。

中学1年生のみなさん

 まずは1年生の人へ。初めての定期テストはどうだったでしょうか。
小学生のときは1か月に1回ぐらいの回数でテストがあったと思いますが、定期テストは大体3か月に1回ぐらいのペースで行われます。

まとめて行われるため、範囲も多く、苦戦した人も多いのではないでしょうか。部活もあって、まだまだ学校の生活にも慣れていない中で行われるので、思ったよりも結果が悪かったなんてこともあるでしょう。

 

 しかし、今回定期テストをやってみて雰囲気は十分に分かったと思います。

第1回目と同じ準備をしていたら、今回と同じような結果しか出ません。
しかも、次回の定期テストは期末テスト。夏休み前までの内容すべてが試験範囲で、この前の中間テストの内容もテストに盛り込まれています。つまり、今回のテストを復習しなければならないということです。


 まずは前期中間テストの復習をしましょう。学校生活にも慣れて来るので、そのうえで勉強する時間を確保してみましょう。普段からワークを進めておくのもオススメです。

次のテストは夏休み明けすぐにやってきます。夏休み中だらける人はだらけますので、そんな時こそ差をつけるチャンスです。

中学2年生のみなさん

 2年生の皆さんはさすがに慣れたものでしょう。
自分なりのリズムができ、どうすれば定期テストの勉強がスムーズにいくのかも分かってきたと思います。しかし、これからは勉強の仕方をより考えなければなりません。

そろそろ部活で先輩がいなくなり、自分が部活動を仕切る立場になるからです。

 

 部活に力を入れられる分、勉強とのバランスをより考える必要が出てきます。部活に力を入れ過ぎれば、定期テストの勉強がおろそかになりますし、定期テストで良い結果が残せなければ、来年の入試で困ることになります。
3年生が夏休み中に部活を引退しますが、部活だけではなく、定期テストに向けた勉強もしっかりやっていきましょう。

中学3年生のみなさん

 3年生は、1年生・2年生の定期テストを合わせれば9回目の定期テストです。

3年生になり、授業も難しくなってきたと思いますが、今までと同じように準備ができ、定期テストに臨めたことでしょう。

しかし、今までと同じ準備では今までと同じ結果しか出ません。部活を引退したら、受験生スイッチをオンにして、定期テストに向けた勉強を始めましょう。


 そのスイッチが遅いと、切り替えが早い人にどんどん抜かれていきます。塾に通っているから安心、そんなことはありません。

なぜなら、これからはみんなが頑張るからです。みんなが走っている中、自分ひとりが立ち止まっていれば追い抜かれるのは当然です。


 また、夏休みはその追い抜かれるスピードも段違いです。
学校があれば、8時から16時ぐらいまでみんな同様に時間を拘束されるので、1日勉強をさぼったとしても3時間、4時間ほどしか差は生まれませんが、夏休みは朝から晩まで空いているため、1日でもさぼってしまえば、12時間以上差が生まれることもあるかもしれません。


 そして定期テストは、その差が開きやすい夏休み明けにやってきます。
差が開いた状態で定期テストを受けないよう、まずはしっかり夏の目標、次回の定期テストに向けた目標を考えましょう。行先も決めずにふらふらとしていれば道に迷うのも当然です。

 

 自分がどうなりたいのか、どうならなきゃいけないのかをよく考え、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。

 

(柏倉先生)