夏期の自宅学習術(中学生1・2:塾だより7-8月号)

中1・中2のみなさんへ
1:自宅学習が自然とできるようになる長期休暇の生活習慣

①『朝ごはん』を『生活の土台』に!
  • 「朝食を決まった時間に食べる」 

    人間のからだには『体内時計』と呼ばれるものがあるのを知っていますか?
    一日単位で、睡眠すいみんや体温、血圧やホルモン分泌ぶんぴつなどの変化をつかさどっている大切な機能です。人間が健康に過ごすために欠かすことのできない体内時計は、「朝ごはん」と「朝の光」とに関係があるようです。

1日の生活のリズムをつくるためにも、夏休み期間も毎朝しっかり食べることが大切です。

②今できることに集中する環境を整える!

※まず、机の上によけいなもの、使わないものを置いておかない。

掃除そうじをして部屋をキレイにし、机の上には最小限のものを置く。

  • 当分使う予定のない教材は、視界しかいから遠ざける。
  • 勉強中は、使う教材と筆記用具だけ机の上に置く。その教材だけに集中して勉強する。
  • マンガやゲームなど気が散るものは、部屋から片づける。(視界しかいに入らないようにする)
③復習をやるのは講習の時期だ! やったら質問を忘れずに!
  • 成績の伸びが良かった先輩の多くは、講習の時期からガンバリだしたのです。
    対面での質問以外でも、わからないところの質問予約は可能です。
    →連絡をもらったあとに、先生の方から折り返し電話をして、質問に対応することもできます。

※成績を上げるためには、問題演習とあわせて、やり直しと質問がかかせません。成績を上げることに、もっともっとよくばりになってくださいね。

2:その他、『能率を上げる』長期休暇の生活術

『これはやらないぞ!』と決めて、何かを切り捨てると、勉強の能率は上がってきます。

やらないぞと決めたものから、実行しましょう。

【例】

  • 勉強中は、携帯は見ない!⇒カバンにしまう。電源は切っておくぞ。
  • 次の試験が終わるまでは、遊び道具やマンガ本は封印するぞ。(見えない場所にしまう)
  • すわってなくてもできる勉強は、机ではやらないぞ。
    歩きながらやると、不思議とおぼえられるモノがある。→社会や理科などの暗記分野等(長時間座り続けるよりも、脳への適度な刺激となるのでしょう)
  • 同じ科目を長時間続けてやらないぞ!⇒きちんと休憩きゅうけいをとる。
    人間が集中力を維持いじできる時間には限界があります。集中力が切れたまま、ただ机に向かっているだけでは、効率こうりつのいい学習とはいえません。休憩をとり、定期的に頭を休ませることで、切れた集中力を回復させる。

25分集中してやって、5分休憩きゅうけい。これをくり返すトレーニングで、集中力を維持しながら生産性を上げるための時間管理術の一つです。→タイマーを使います。

※夏休み期間に、自分に合ったやり方を、ぜひとも実践じっせんしてみてください。

(津久井先生)