定期テストに向けて(中1中2:塾だより5-6月号)

中2のみなさん、自己ベストを
中1のみなさん、高得点を

世界が、日本が、今大変なことになっています。そんな中、みなさんは新しい学年に慣れましたか。いろいろ変化があってちょっと大変ですよね。新中2のみなさんは、とまどいの1年間でしたね。新中1のみなさんは、小学校と大きく異なるので新鮮さと驚きがあったのではないですか。

さて、多くの中学校では6月になると最初の定期試験があります。そろそろ準備を始めましょう。
では、どのように勉強したらよいでしょうか。少し考えてみましょう。

目標を実現するための計画を立てる

何かをするためにはまず、目標を立てることです。テストで何点とるか、校内順位で何位をとるかを決めましょう。中2のみなさんは順位だったら自己ベストを目指してください。中1のみなさんは何点とるかを決めるのがいいでしょう。

目標を決めたら、それを実現するためにどうしたらよいかを考えてみてください。まずは、計画を立てます。あまり無理な計画を立てるとやりきれなくなったときにストレスがたまります。だからといって、甘い計画では目標は達成できません。1日何時間できるか、1時間でプリントやテキストを何ページできるかを考えてから計画を立てましょう。おそらく、学校でも計画表を作るように指示されます。計画表には、何をどこまでやるかをくわしくはっきり記入しましょう。そして,1週間の中に2~3時間自由な勉強する時間を設けるといいかもしれません。計画でこなせなかったものをやる時間にするのです。計画通りに進んでいる場合には、見直しの時間にします。

ノートをたっぷり使う

定期テスト用のノートを1冊用意することをおすすめします。問題ももちろん、漢字や英単語の練習もノートを使ってやったほうが覚えます。声に出して、手を動かしながら練習すると意外に覚えられるものです。やりながら振り返ることもできます。どこができなかったのかがすぐにわかります。テスト直前の見直しにも役立ちます。テスト結果が出たときの反省材料にもなります。どこがよくてどこが悪かったのかがわかりやすくなります。それが、次のテストに結びつきます。その積み重ねから自分にあった勉強方法を見つけることもできます。

何をやるかをはっきりさせる

まず、学校のワークはきちんとやりましょう。学校によってはここからたくさん出題されることがあります。最初はノートにやり、次に直接書き込むという方法がよいでしょう。これを行うには早めにワークをやっておく必要があります。

次に、塾でもらった対策プリントをやりましょう。たくさん問題をやることで知識が定着します。さまざまなパターンの問題に当たることで応用力もつきます。もし、そのプリントが終わったら,塾の先生に追加のプリントをおねだりしてください。すぐに作ってくれます。

今回の数学は,各学年も計算が中心となります。当然、平均点も上がります。計算ミスをしないよう、たくさん問題を解いてください。差がつくのは応用問題です。高得点を目指すならいろいろなパターンの問題を解いてください。英語は、教科書の本文をしっかり書けるようにしましょう。もちろん、英単語は完璧にしてください。国語の漢字で点数を落とすのはもったいないです。出題範囲が決まっているのですから、何度も練習をしましょう。社会は重要事項を覚えましょう。理科は実験や観察のやりかたや、そこからわかったことを理解しましょう。

反省

テストが終わって、解答用紙が返されたら、(学校でやるかもしれませんが)まちがった問題を解き直してください。そして、結果から自分のテスト勉強のやり方のよかったところ、悪かったところを考えてみてください。そこからわかることをノートに書き出してみてください。目標は達成したか、計画通りにできたかなど。反省をすることが、次のテストの準備になります。できなかったところは次回のテストの勉強のときに活かすようにしましょう。

中1のみなさん、初めての定期テスト。どんなものかよくわからないですね。しかし、ちょっと考えてみてください。中学3年間で勉強する内容の一番初めということですから、中学校の基礎です。あまり難しい問題は出ません。英語は単語を書けるように、数学は計算をまちがわずにできるようになれば大丈夫です。理科・社会・国語で差が出ますので、時間をかけて勉強してください。

中2のみなさん、1年間勉強してきてどうでしたか。少しずつ難しくなってきましたね。それと、得意教科と苦手教科がはっきりしてきたのではないでしょうか。高得点を目指すならば、苦手教科に時間をかけてください。受験勉強をするようになったときに、苦労をしないためにも。
さあ、今から始めましょう、まずは、ワークから。