志望校の決め方について(中3:塾だより9-10月号)

中3のみなさんはもうすでに志望校は決まっていますか? 志望校というのは「自分が一番行きたい高校」です。まだ2、3校くらいで迷っている人は、今から参考になることをたくさん書いてみたいと思います。

毎年、中3の夏休み期間中に、中学校が高校ごとに「高校見学」を申し込んでくれます。そちらには参加しましたか? (今年はオンラインや人数制限した高校も多く、また個別見学できる学校もあったようです。) 多くの高校に参加した人もいれば、絞って本当に見たい高校のみに参加した人もいるようです。

また、数校の高校が集まって開催する合同の説明会や、高校入試に携わる団体が主催する「進学相談会」なども実施されました。(幕張メッセでは毎年夏休みのお盆前の(土)・(日)に大規模な合同説明会「進学フェア」を実施します。今年は事前に整理券が配布されて、指定された時間に入場していました。こちらには参加しましたか?) 千葉進研でも毎年、秋休み前の日曜日にイオン稲毛店の会場を借りて千葉進研主催「進学説明会」を実施しておりましたが、昨年に引き続き、実施できなくなりました。「進学説明会」に代わる対応策を現在検討中ですので、詳細が決まり次第各教室からご連絡します。もうしばらくお待ち下さい。

志望校を決める際には、一般的に、「自分の特技や好きなことが生かせる高校、または将来の職業につながる高校を選びなさい」といわれますが、まだ今の段階では決めかねる人も多いのではないでしょうか?

高校選びでまず考えたいのは、通えるかどうかです。1時間以内くらいで通える高校にすると、高校生活もいろいろと楽しめるようです。次に、その高校のカリキュラムです。どんなことが学べるのか、またどんなコースがあるのか。補習はやってもらえるのか、どんな大学に受かっている生徒が多いのかなど、興味のあることはとことん調べてみましょう。ここではまだ先の話かもしれませんが、この機会に将来何をやりたいのかを少し考えてみてもいいと思います。

そして忘れてはならないのは、自分に合っている高校かどうかということです。その高校に入って、充実した高校生活が送れるかどうかが大切です。やってみたい部活があるか、学校行事はどんなものがあるか、学校の設備は充実しているのか、ここもしっかりと見ておかないといけません。そして、最後に自分の学力に合った高校かどうかが最大の鍵になります。

授業を受けて「何か物足りない」と感じる高校よりも、今からもっと頑張って、努力してその高校に入って、自分が思うより少し難し目の授業をしてもらえる高校の方がきっとやる気も湧いてきます。その方が「授業」の楽しさも倍増します。まだ時間はあります。今の成績よりももう少し高いレベルの高校を目標に、「必ず入るぞ」という意気込みで、残り約半年を乗り切りましょう!