中だるみ学年(中2:塾だより3-4月号)

~成績を上げるには「意識改革」が大切だ!

「一気に上げたい」と思っている君へ
光陰矢のごとし。月日はあっという間に過ぎていきます。先輩たち中3生の入試が終わり卒業して、君たちは中2生になります。ますます部活や勉強に忙しくなってきます。入試はまだまだ先、何もしないと「中だるみ」になってしまいます。そこで、春休みをきっかけに、学習計画を作って自宅学習の勉強法を身につけましょう。勉強が出来る・出来ないは能力の差ではなく、家庭学習の質と量の差です。2年生の勉強が始まる前に毎日の勉強を見直してみましょう。

<中1の基礎の抜け漏れを復習して克服する>


中学1年の後半の勉強は、学習内容が急に難しくなり苦戦している人がいるでしょう。学校の授業もスピードアップし、点数ががっくり落ちた人もいたはずです。春休みのこの時期は、わからなくなった範囲を復習する時期です。中1でつまずきやすい単元をあげてみます。苦手になっていませんか?

・数学…比例と反比例・平面図形・立体図形

・理科…気体・力・火山・地震

・国語…古文

・英語…疑問詞・過去形・進行形

・社会…アメリカ・オセアニア・平安・鎌倉・室町

特に数学や英語は積み重ねの科目なので、わからないことを残すと、中2の内容もわからなくなります。春休みの勉強計画は具体的にしましょう。比例・反比例は大丈夫だけど、図形が苦手…、圧力の計算が出来ない…、地震発生時刻は…、アメリカの農業分布がわからない…など苦手分野・項目をはっきりさせること。そして具体的な解決計画を考えることが大切です。空間図形→教科書の問題+塾の問題、気体の性質→表にまとめる、アメリカの農業→ノートに図を書いて覚えるなど。また学校のワークを見直すと、わからない単元や忘れている場所が把握できるので、おススメです。

<中2生の勉強法>


中2の内容も難しくなるので、中1同様に予習が一番です。特に数学…一次関数・図形証明、英語…不定詞・動名詞、理科…電流など。まず、塾の授業をしっかり受けましょう。そして宿題を忘れずにやることが大切です。

<意識が変わると成績が変わる>


成績の良い人に「生活パターン」を聞くと、ほとんどの人が「勉強時間をどうやって作るか」を積極的に考え、時間を見つけています。たとえば、学校の休み時間・帰宅してから夕食の間・食後からお風呂まで。どの部分でもいいけれど、細切れの時間を無駄にしないことです。この勉強の1日1日の積み重ねが、半年後、1年後に大きな差となって現れます。工夫なしで、なんとなく過ごせば時間はあっという間に過ぎていきます。たとえ15分、30分でも積み重ねれば、大きな違いを生みます。意識が変えれば、成績も変わるのです。やる気が「先」で、勉強が「後」ではなく、とにかく「勉強」をすることで「やる気」がついてきます。掃除と同じで、やろうやろうと思いながら、なかなかできずにいる人が多いと思います。でもやり始めると、そこあそこと気になりだし、夢中になってしまうものです。