いよいよ入試の期間です!(中3生:塾だより1-2月号)

 冬期講習も終わり、いよいよ私立高校の入試が始まります。これから2月末までのほぼ1ヵ月半は入試期間となります。

まず、体調を整えましょう。日頃から、栄養を十分にとることを心がけて下さい。夜型の勉強形態になっている人は、少しずつ朝型の勉強法に切り替えましょう。

  1. 志望校の過去問で、できなかったところの原因はわかっていますか? もし、ケアアレスミスをしているのであれば、どうして間違えたのか十分に分析して下さい。そして、ケアレスミスがなくなるまで何回も解き直して下さい。特に数学や理科の計算問題は頭の中でわかっていても、慣れが必要です。慣れないと間違いが続くものです。書いてみることが大切です。
  2. また、重要用語について勘違いして理解したつもりになっていないでしょうか? 一度やったことのある問題で復習して下さい。新しい問題は解き始めるとキリがなくなるので、手を付けるのはやめましょう。受験ではほんのわずかな差がものを言います。時間にもう余裕がありませんので、「復習」という観点で基礎を固めた方がよいです。正攻法の勉強が最後には功を奏します。
  3. 暗記物で総復習をしましょう。覚え方は、テキストの太字を隠して漢字で書き出してみたり、小さなメモ帳に書きまくってそれをぶつぶつ呟きながら覚えたり、人それぞれのやり方があります。方法は違っていても、とにかく覚えればいいのです。また友達同士で問題を出し合ってもいいのですが、家でやる際には自分一人だけの孤独な戦いになります。皆さんはここでライバルの友人のことを想像して奮起して下さい。とことんやって下さい。ゲームや動画などの誘惑はたくさんありますが、ここは我慢です。やりたいことを抑えて志望校に受かるからこそ、喜びもひとしおになるのです。勉強は我慢の連続です。特に受験勉強は我慢我慢の繰り返しです。しかし、我慢することで得るものは相応にあります。孤独に果敢に立ち向かっていきましょう。
  4. 勉強していて、単純な問題にひっかかることがあります。その時は、出来るだけ早いうちに塾の先生に聞きにいきましょう。そして、やり方・解き方をマスターしましょう。そして必ず自力で出来るまで何回でも解いてみて下さい。
  5. 過去問は解説も大いに利用しましょう。途中経過が合っているのに最後の詰めが甘くて、解答が出せないときには参考にしましょう。また自分とは違う考え方を知るチャンスもあります。数学などはいろいろな解法を知って、引き出しを多くしておく方が有利になります。過去問はいろいろと役に立ちます。上手く活用して、最終確認をして下さい。

 最後に、あせりは禁物です。皆さんは、今まで膨大な量の問題を解いてきました。また膨大な日数をかけて塾での勉強を続けてきました。自信を持ってください。試験の際には「絶対に受かるんだ」と心に言い聞かせて、いつも通りの実力を発揮して下さい。
(仲村先生)