親子でスタートダッシュを(中1中2:塾だより5-6月号)

中学1年生・2年生のみなさん、もう少しすると中間テストがありますね。中学1年生のみなさんにとっては人生初の定期テスト、中学校の勉強のスタート地点となる、とても大事なテストです。塾でしっかりと準備をして、いい結果を出せるように頑張りましょう。

定期テストの極意はずばり「早めに始めること」です。テスト直前になって提出物に追われるような状態になると学習効率はほぼ0に近くなります。テストのための勉強ではなく、提出のための作業になってしまうんですね。そうならないように、1か月前を目安に動き始めるようにしましょう。

まずは「ノート・教科書の見直し」→「学校のワーク」から始めましょう。重要なのは口と手を動かすことです。ノートを無言で見ていても覚えられません。自宅で勉強する際に英語や社会などは教科書の音読を心がけ、重要な用語などは裏紙などに実際に何回か書いて覚えるようにしましょう。

そうやって学校のワークが一通り終わるくらいには、だいぶ力がついているはずです。後は塾でもらったプリントなどを活用して、苦手なところを鍛えていきましょう。

また、中学1年生の保護者の方の中には、「もう中学生になったんだし、自分一人で勉強できるように…」と思われている方もいらっしゃると思います。しかしこの考え方は危険です。中学生になり周りの生活環境が大きく変わり、生徒にとっては新しいことばかりの状態です。本人に任せっきりにしてしまい、うまくいかないケースが多く見られます。

先ほど挙げたような勉強方法は大人からするとごく当たり前のように思えますが、中学1年生にとっては意外と知らないことだったりします。「どう勉強すればいいのか」というのを一緒に学んでいく1年になりますので、お家の方でも是非コーチになったつもりで「定期テスト」というイベントを一緒に盛り上げていただけたらと思います。

中学2年生にとっても、もちろん新学年になって初めての定期テストです。去年1年間で学んだことをもとに、勉強のやり方をチューンナップしていかなければなりません。はっきりした目標を決めて、それに向けて前向きに取り組んでいけるかどうかで、今後の選択肢が大きく変わっていきます。

また昨年度もコロナの影響で高校の情報が集めにくく、「目標の高校」選びに苦戦した受験生が多くいました。やはり目標となる高校が決まっているどうかでも日々の勉強の姿勢が変わってきます。高校選びに関しても、少し早めを意識して情報収集して頂けたらと思います。