前期中間テストの攻略法(中学生:塾だより5-6月号)

 5月の終わりごろからいよいよ中学校の第1回定期テスト、前期中間がはじまります。

 定期テストの大切さについてはまわりの人たちから聞いて、すでにしっかり理解していることと思います。しかし、何度でも言えます。

「ある意味で人生かかってます。点数は取れるだけとっておきましょう。」

 定期テストで高い得点をとることは、決してかんたんなミッションではありません。だから今みなさんが考えるべきことは、「どうやって準備をするか」です。そのヒントになるかもしれない、ある先輩の合格体験記を紹介します。おじさんのボクが話をするよりもずっと説得力がありますし、ボクが言いたいことはだいたい言ってくれてます。


 定期テストは評定に大きく関係し、入試の合否にも関係するとても重要なテストです。

 私が定期テストの準備で心がけたことは3つあります。

 1つ目はテスト1ヶ月前に範囲を予想したことです。2週間前までにワークが2周終わるよう、計画的に学習しました。授業中のお話や授業の進度から多めに仮範囲を決めました。

 2つ目はワークで出来なかった問題をできるまで何周でも解いたことです。何度も間違えた問題は直前に見返せるようにノートに書き出しておきました。また、苦手な単元は塾のテキストや塾でもらったプリントを活用して定着させました。

 3つ目は長時間、勉強することです。入試勉強の練習にもなり、苦手教科の克服につながりました。これらの工夫もあって、3年間の合計で134点の評定をとることができ、入試でも合格を決める大きな要因になりました。今からでも、少しでも高い評定が取れるように、みなさんも工夫して学習してみてください。


 みなさんがこれからやるべきことをまとめます。

はやめに準備を始めること。

・できれば学校の授業でやったら、その日のうちにできる状態まで持っていく。

・学校のワークを数回まわすために、できるだけはやくからやりはじめる。

②できない問題をきちんとできるように仕上げること。

・「できない」判定をしっかりして、区別し、記録し、まとめる。

・「できない問題」だけをやることで、1回の学習を軽くしていく。

③しっかり学習時間をかけること。

・学習する時間帯と仕上げる教材を事前に決めておく。

・できるかどうかのセルフチェックをきびしめにやった上で繰り返す。

 やり方もですが、わからないことがあったら塾の先生に迷わず相談しましょう。あなたの成績を上げたくて上げたくてしょうがない人たちです。しっかり利用してくださいね。

(古島先生)