「あたらしい学年、あたらしい自分」(小学生:塾だより3-4月号)

~新しい学年のスタートに向けて~

小学生のみなさん、塾(じゅく)では3月からもう新しい学年の授業(じゅぎょう)が始まっていますね。しっかり授業についていけているでしょうか。また小学校の方でも、4月になったら学年が1つ上がります。学年が1つ上がると、勉強もむずかしくなります。きちんと準備(じゅんび)をしておきましょう。
4月から4年生(いまは小学校3年生)のみなさん塾には、もうなれましたか? 宿題はいつもおなじ時間にやっていますか?宿題はやりたいときにやるのではなく、いつもおなじ時間にやることをおススメします。お風呂(ふろ)にはいったり、歯をみがいたりするのと同じです。(これをむずかしいことばで「習慣(しゅうかん)」と言います)5年生になるまで、がんばってつづけていきましょう。
つぎに、教科書、プリント、筆入れ、えんぴつ、けしゴムなどの道具を大切にしましょう。有名なスポーツ選手はみんな道具を大切にします。道具をたいせつにして、勉強のプロになりましょう。

塾に行くとき、帰るときにいつもチェック!
4月から5年生(いまは小学校4年生)のみなさん
家で勉強するとき、机に向かっている時、自分の「姿勢(しせい)」をよく思いだして下さい。背すじ(背中)が曲がったり、丸まったりしていませんか。机にひじをついていませんか。足を机の中にちゃんとしまっていますか。

◎ただしい    ×せすじが曲がっている  ×ほおづえをついている

たとえばマラソンの選手は、ただ走っているだけに見えますが、実は「フォーム」(=どんな姿勢で走るか)を大切にしています。それと同じように勉強にも正しいフォームがあります。
姿勢は1日、2日では直りません。せすじが曲がってしまったり、ほおづえをついてしまったり、机の外に足を投げ出したり、悪い姿勢がすでに「クセ」になっていませんか?たくさん勉強できる人はフォームが正しいのです。6年生になるまでに、勉強のフォームを見直してみましょう。

4月から6年生(いまは小学校5年生)のみなさん
4月からはいよいよ6年生です。中学生になってから成績をのばせるかどうかは、小学校6年生のうちにしっかり勉強できるかどうかにかかっています。
まず、勉強の計画を立てられるようになりましょう。「今週は〇〇をやる」とか「今月中に△△を仕上げる」など、1週間、1か月ごとに勉強の計画を立てます。計画は、とちゅうで直したり、うまくいかなかったりしてもかまいません。その練習を小学生のうちにやっておけば、中学生になって勉強の量が増えても計画的に勉強できます。
そして、机に長く向かっていられる練習をしましょう。中学生になる長い時間、勉強をしなければならなくなります。ベッドにねころがって勉強していませんか? 机に向かい、長い時間勉強できるトレーニングをしましょう。
それぞれの学年で、それぞれやらなければならないことがあります。建物(たてもの)を立てるときは、土台がしっかりしている方が、良い建物が建ちます。小学生のうちに正しい「勉強習慣」の土台を作っておきましょう。