中2は大切な学年!有意義に過ごそう! (中学生:塾だより3-4月号)

 新中学2年生のみなさん、新しい学年の始まりです。4月からは後輩ができます。先輩としてお手本となれるように、がんばりましょう。

 では、中学2年生ではどのようなことに注意をしていけばよいのでしょうか。注意点を3つあげますので、参考にしてください。

1つ目、中学校生活にも慣れ、なんとなく生活してしまう中だるみに注意

 中学校生活を1年間経験してきたことで、新学期からの不安は感じていないはずです。(1年前はいろいろなことに不安があったのではないのでしょうか。)日ごろの生活に緊張感がなくなってきます。また、後輩もでき、何となく偉くなったような気にもなります。
 しかも、受験まではまだ時間があると思っています。そのため、明確な目標を持たずに過ごしてしまうと、いわゆる「中だるみ」になってしまいます。そうならないために自分なりに短い期間での目標を持ちましょう。例えば、「塾の小テストで毎回満点をとる」というのはどうでしょう? 1週間ごとの目標なので、とてもよいと思います。

2つ目、勉強が難しく、授業のペースも速くなるので注意

 中2では授業のペースが速くなります。しかも、内容も難しくなってきますので中1の時に比べ、より勉強が大変と感じるようになります。ですから、中1のときと同じような気持ちでいると、理解ができなくなる可能性があります。さらに、中2の学習内容は受験に直結したものが多くなってきます。例えば、今年の入試の数学では、式の計算、関数や箱ひげ図、確率、と多くの内容が出題されていました。苦手にするわけにはいきません。そこで注意することは、授業をおろそかにしないことです。塾でも学校でも授業中に全部理解するつもりで集中して聞くことです。そして、理解ができないと感じたら、そのままにしないですぐに質問をしておくことです。これが大切です。わからないことをそのままにしないことです。

3つ目、成績の逆転現象が起きる

 逆転現象とは中1のとき成績のよかった人でも下がり始め、成績が悪かった人が上がり始める現象です。今までよかった人は安心していると1つ目にあったように中だるみをして下がってしまいます。気をつけてください。逆にあまり成績がよくなかったと感じているみなさん、希望を捨てないでください。これまでも中2で大きく飛躍した先輩たちがたくさんいます。例えば、中1の2学期の期末テストでは5科268点でしたが、入塾して1年後には5科452点まで伸ばした先輩がいました。この生徒は、自分の授業日以外にもう1日塾で自習する日を決めて勉強をしていました。特に数学ができなかったので、中1の復習から始めました。勉強してできなかった問題は、その日のうちに必ず質問をして帰りました。次に来たときは、質問した問題をもう一度やり直すことから始めました。これをずっと続けました。初めは、問題を解くスピードも遅く、できない問題も多くありました。
同じような質問を何度もすることもありました。それでも、あきらめることなく、粘り強く続けました。その結果が大きな成績の伸びとなりました。他にも中2で伸びた生徒はたくさんいます。みなさんにもできます。やれば伸びます。良い意味での逆転現象を起こしましょう。(成績のよい人は、さらに賢くなってください)

最後に…

いかに中2という学年が大切かということはわかっていただけましたか。この中2という学年を有意義に過ごすことが、受験で成功する上でとても大切になってきます。受験はまだまだ遠い先のことだと思わないでください。この1年、自分をピカピカに磨きましょう。

(荒田先生)