冬期講習に向けて(中学生:塾だより11-12月号)

11月に入り、今年も残すところ2ヶ月を切りました。ついこの間まで夏期講習をやっていたかと思うと、もう冬期講習がやって来ます。3年生の皆さんは、冬期講習が終わるとすぐに私立高校の入試が始まります。1年生や2年生にとっては、新しい学年が迫ってくる時期です。これを書いている10月末には新型コロナウイルスの感染者もかなり減り、いろいろな規制が緩和され始めました。そのため、冬休み中のクリスマスやお正月を昨年よりは楽しめるのではないでしょうか。(中3生はそんな場合ではないかもしれませんが。)さて、ここでは、冬期講習に向けて、中3生と中1生・中2生に分けてお話しします。

3生のみなさんへ

冬期講習は受験前にまとまった時間で集中して勉強できる最後のチャンスです。では、何をしたらよいのでしょうか。例えば、私立高校の受験について併願推薦などを利用するので少し余裕があるのならば、公立高校の受験に向けて弱点の強化に力を入れてみるとか、私立高校の受験がまず優先される場合は、過去問をやりこんでわからないところは、ほぼ毎日塾に来ているのですからどんどん質問して解決していくとかというのはどうでしょう。わずか2週間程度の冬期講習ですが、目的をはっきりとさせて充実したものにしていきましょう。また、勉強のことや受験のことでいろいろと不安になったり、迷ったりすることもあります。そんなときは、先生方に遠慮なく相談してください。きっと良い解決策が見つかるはずです。残り数カ月一緒にがんばって最高の受験準備をして、最高の結果を残せるようにしましょう。がんばれ受験生!

1生・中2生のみなさんへ

冬期講習が夏期講習と違うのは、期間が短いことと直後に定期テストがないことです。そこで、この講習中に苦手な単元を1つでも克服できるように工夫をしてみましょう。特に、講習で塾に来ていない期間を利用することをお勧めします。例えば、塾に来ていない期間に、数学で苦手だと感じている単元を「必修テキスト」や「新演習」などを使って問題を解きます。答え合わせをして間違った問題で、解答・解説を読んでも解き方がよく理解できない問題があれば、講習で塾に来ている期間に集中して質問をします。質問して理解ができたらもう一度解き直します。また、間違えたらもう一度質問します。というようにできるまで繰り返します。こうすることで、今までできていなかった問題が解けるようになっていきます。大切なことは、できなかったことをそのままにしないということです。これまでにできていなかったことをこの冬期講習の期間を利用して、少しずつでもできることを増やしていきましょう。それが、今後のみなさんの大きな財産になります。あせらず、ゆっくりと確実に前進していきましょう。