来年度に向けて(小3~小5:塾だより1-2月号)

「終わりよければ全てよし」って
だれが言い出したの?

「終わりよければ全てよし」をだれが言い出したかはともかく、これは色々な所で使える名言だ。もうすぐ2021年度が終わる。今年度をいい感じで終わらせて、いい形で来年度をむかえるために、次の2つのことをがんばってほしい。

1つ目は、「塾(じゅく)の宿題をきっちりやること」である。千葉進研の塾生(じゅくせい)はちゃんとしている人が多いから、宿題をやるのは当たり前だと思う。しかし、習い事とかでいそがしくてきっちりやれないことがたまにあるかもしれない。そして、宿題チェックの時に「ここの部分が雑(ざつ)~」とか「途中(とちゅう)式がないよ~」とか言われたことのある塾生が結構(けっこう)いるかもしれない。そういう人は、宿題を終わらせる目標とする日を前だおししよう。例えば、塾がある日ではなく、その2、3日前に終わるようにがんばろう。そして、塾がある日はすでに終わっている宿題を見直してから塾に行く。多くの教科では、宿題から小テストの問題がたくさん出る。よゆうをもって宿題をきっちりやることで、宿題チェックも小テストもきっちりクリアしてほしい。

2つ目は、「言葉コンクール本番に向けて練習すること」である。1つ目の話を聞いて、すでに宿題をきっちりやっている塾生は「な~んだ。たいしたことない話だなあ~」と思ったかもしれない。そんな塾生たちにおススメしたい目標は、ズバリ「言葉コンクールで満点を取ること」である。今年度も2月に言葉コンクール本番のテストがある。小3と小4が40点満点で、小5と小6がなんと80点満点である。言葉コンクールで満点を取るのはなかなか難(むずか)しいから,満点を取れたらかなり自まんできると思う。

ところで、「終わりよければ全てよし」はだれが言った名言でしょうか? それは、イギリスを代表する劇(げき)作家ウィリアム・シェイクスピア(1564~1616)である。シェイクスピアは『ハムレット』『マクベス』『オセロ』『リア王』などいった有名な劇を残したことで有名だ。そんな彼が『終わりよければ全てよし』という題名の劇を書いたことが、この言葉の由来らしい。イギリスを代表するシェイクスピアは、日本でたとえると紫(むらさき)式部(?~1019)や夏目漱(そう)石(せき)(1867~1916)のようなすごい作家だ。…だいぶ時代が異(こと)なるけど。とりあえず、あのシェイクスピアが「終わりよければ全てよし」と言っているんだから、残り少ない今年度をいい感じで終わらせて、いい形で来年度をむかえましょう。